早川まさてる 京丹後市再生マニフェスト 平成20年4月10日作成

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1.現状認識

すぐに着手すべきだった行財政の改革が進行管理すらなされず、病院の改革も審議会等に任されて先送りされてしまっている。施策の見直しや職員の意識改革が進まない中で、思いつきアドバルーン型施策が連発され、単純な人員削減と思いつき施策、予算カットの連続で皆が疲弊している。また、市長と職員の信頼関係も疑問視されており、縦(トップから現場)横(各部課の相互間)の間で情報が流れず、各セクションが浮島のようになり、危機管理ができなくなっている。調整基金も平成18年末19.5億円が21年には6.8億円に減少する財政計画であり、ブロードバンド45億円、工業用地23億円、新規下水道400億円?など、大型事業をいくつもスタートしてしまった今、残された財源と時間はほとんどない。市民のくらしや商工観光・農林水産業の状況はいずれも極めて厳しいが、時代の先を読めばチャンスを掴める可能性も今ならある。正に<京丹後市再生に向けて、ラストチャンス!>である。

2.目指すべき京丹後市のビジョン(長期構想)

世界・日本の社会構造が大きく変化していることを踏まえ、国内でも傑出したピンチの状況と体質を一気に変えるチャンスととらえ、丹後の地域資源に立脚した中央追随ではない誇りある地域戦略を実現し、持続可能な経済的・文化的・人的生き方を京丹後に体現することを通して、丹後出身の子供たちが誇りを持って帰ってくる地域を創る。 先ず、2〜3年で先送りされてきた「行財政」「病院」の改革・再生に目処をつける。同時に、限界に達しつつある市民の暮らしを福祉の強化と共に小さな仕事をたくさん創り出すことで支える。また、自らの力で地域経済を30億円分活性化させることを目標に「足元の宝物大作戦」を展開する。安心・安全な農業生産と流通を体系化する中で、京丹後の足元にある文化的価値を磨き上げ、経済的価値に転換する。全てのかなめである人づくりでは、世界に通用する子供たちを育てる教育環境を作り上げて「知的野生児」を輩出させる。

3.すぐに行う重要施策:優先順に3つ
 

 〇続可能な心の満足度が高い病院改革 医師・スタッフを心身ともに支える体制を強化しつつ、やるべき改善・改革を即刻断行して「赤字当然の体質」を変える。その上で公立病院として市民も納得できる補てんを行い、地域包括医療や予防医学・統合医療を含めた「心の満足度」が高い日本の過疎地域におけるパイオニア的医療環境を目指す。 市長が責任者としてリーダーシップを発揮し、公立病院ガイドラインを踏まえて、経営効率化は2年間、再編については4年間で目処をつける。(1年間前倒し)また、ヘリコプターを用いた広域連携の医師移動、医師の人間らしい生活確保など、医師確保に向けて積極的で抜本的な施策を打つ。

◆〇圓料反ゲ革・意識改革・施策改革  期限:2年 財源:1000万円/年(東京等への職員派遣中止で捻出)
  職員1200人を輝かせ、総額700億円を活性化させる。目標達成型組織を目指し、市民健康部(病院、国保、保健)、地域活性部(公民館を再編したコミュニティセンター、市民局、地域自治組織、NPO)などを創設再編する。企画財政部に研修課を設け、オンザジョブトレーニングで市長と共に問題解決の手法や考え方を学ぶ。全職員向け研修を充実し、政策立案、危機管理能力を磨き、市民と共に考え動ける人材を育て、適材適所適収を心がける。市民のための京丹後市政という意識が持てない職員には自主的退場を求める。 補助金・施策の内容は、達成目標を明確に示し、市民の税金もマンパワーも決して無駄にしない。

 市民の側に立った安心・安全のセーフティネット構築
  独居老人・限界集落・経済苦、そして障害者のセーフティネットとして福祉部を独立させ、既存の制度で対応できない部分について部長権限と予算を強化して対処する。高齢者の交通機関は、社協の福祉型に加えて、過疎型移送サービスをNPO を育成して促進する。 年金だけでは暮らせない状況を踏まえ、常設朝市や学校給食地場産化などを足場に月3万円〜の仕事づくりを行い、おじいちゃんおばあちゃんの潜在力を引き出しつつ、生活改善に取り組む。

4.4年間で行う重要施策:優先順に3つ
 

 ‥勅坊臣楼萓鑪としての人材育成と教育再生プログラム 
期限:1年〜  財源:1000万円/年 子供たちが旅立つこれからの社会を見据え、きちんと生活ができ、さらに日本・世界で活躍できる底力と独創性を持った子供たちを育てることを、京丹後市の目標とする。そのために必要な支援とリスク管理は市長がきちんと行う。「知的野生児」をキーワードに知・徳・体と共にチャレンジ精神旺盛な子供を市全体で育てるために、胎教から中学卒業までを一貫教育として捉え、家庭の経済状況などに左右されないように公教育をレベルアップする。安心して子供を産み育てられるよう、頑張る子達の奨学金制度(貸与)を新設充実させる。

◆〃築・土木分野の仕事確保と若者起業・学校給食地産化等で地域経済プラス30億円
期限:6ヶ月〜 地域経済の厳しさは尋常ではない。地域に流れているお金が増えれば、市民の暮らしは豊かになる。外からの補助金や交付税増額に期待する面はあってもよいが、市民が頑張ればできることで(若者起業やコミュニティビジネス育成、お互いの地域を愛する心と工夫)30億円分の経済効果を達成する。財政的に可能な範囲での公共事業の確保(従来分)に加えて、分離発注や公平公正で地元活性化を意識した入札(2億)、自然回復型公共事業の国への積極的な提案(5億)、新規分野進出の支援、国の政策変更を踏まえて公共下水エリア外での市設置型合併浄化槽PFI事業(250基5億円)などを推進。その他は地域活性化具体策に別記。

 地域活性部新設で6町の均衡ある発展と地域・人材の力を引き出す
期限:1年 6地域の個性・特性・歴史・人材を活かした均衡ある発展を目指す。均一の基準にそろえて結果として良い部分を押さえ込んでしまうのではなく、均一の基準で下支え(財政・人的配置)し、各地域の長所・ノウハウを活かす。各自治組織や市民活動の活発化を一体的に把握・促進するために地域活性部を新設し、公民館を市長部局に再編したコミュニティセンターや市民局(総合窓口)を管轄し、区や様々なNPO的活動などを一体的に視野に納め、進めてゆく。

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1. 行財政改革の具体的な政策を優先順に3つ

〇楮の棚卸しと活動目的の明確化:
8ヶ月
財源と人材の再構築に向けて、既存の施策・H20骨格予算を一度ゼロから整理する。そしてミッション(活動目的・任務)を明確化し、棚卸しで生まれた余裕でやるべき重点施策に集中する。事業を行うことを目的化しない。
1)10名程度のプロジェクトチームを結成し、他所での棚卸し実例の読み込み研修。 2)施策を白・黒・灰色に区分けし、白は実施、黒はストップ、灰色は継続審査とする。1,2を4日間程度の短期集中合宿で決着をつけ、灰色は6ヶ月程度の期間で整理する。

∩反ゲ革と職員の意識改革:3年
企画財政部、市民健康部、市民活性部、福祉部等再編など、組織改革の将来像を示し、必要な連携は組織再編成以前から行うなど、ステップを踏みつつ迅速に組織改革を行う。研修課を設け、職員全体の研修充実や、オンザジョブトレーニングで実際の政策立案で市長と共に問題解決の手法や考え方を学ぶプロジェクトチームを編成する。職員に一仕事を任せ、輝く職員を育て、頑張るものが報われる目標達成型の組織を創り上げる。新規・中途採用はできるだけ早く再開。適材適所適収を心がけるが、市民のための京丹後市政という意識が持てない職員には自主的退場を求める。

K榲の財政危機を市民・職員と共有する中での公平公正透明な財政改革:1年
連結決算を踏まえ、病院・上下水道などを含めた長期財政展望を示し、将来大きな問題となる課題を市民・職員と共有する中で財政・施策改革を実施する。貴重な税金と職員のマンパワーを無駄にしない体質を作る。公平公正透明な市政運営とすることは当然である。

2. 地域経済活性化の具体的な政策を優先順に3つ

|侶辰塙夫と京丹後を愛する心で地域経済プラス30億円達成:2年
京丹後市に入ってきたお金を地域で循環させる事を常に意識する。4年間で達成する重要施策で述べたものに加え、職員の自主的地元消費増大(給与の一割地元利用強化で5億円)、地域商店利用ポイントでの納税など(2%還元とすると2000万円の財源で10億円の売上増)、学校給食地産化・6町常設朝市などを推進する。 市に入ってきた外貨がそのまま市外に流れていけば、地域はそれほど豊かにならない。入ってきたお金をできるだけ何回も地域で回すことが大切だ。

⊆禺垉業や創意工夫を活かしたコミュニティビジネス・マイクロビジネスの創出:4年
従来からの既存産業育成に加え、コミュニティビジネス(地域資源を活かしながら地域課題の解決をビジネスの手法で取り組む)やマイクロビジネス(少人数の若者らによる小さな起業)を積極的にバックアップする。健康・環境・農業・漁業・観光を結びつけた「足元の宝物大作戦」を展開し、特に技術のない高齢者でもやる気があれば月に3〜数万円の追加収入を得られる仕事をたくさん創出する。(年間500万円の売上の小さな仕事を100件創り出せば+5億円の経済効果)


3惺撒訖の地産化と6町常設朝市販売から都市向け高付加価値流通の展開へ:2年
学校給食の地産化(食材費2.6億のうち50%目標)や6町常設朝市を起爆剤に、安心・安全かつ美味しい農産物生産拠点としての京丹後市流通システムを確立し、地元の福祉や観光消費に拡大展開。加えて、都市への高付加価値流通を実現する。学校給食では、米粉パンの積極導入を行う。(+2億円の経済効果)

3. 次世代の子どもたちへの教育問題についての重要課題を具体的に3つ

〇阿鳥劼虜寡瓦泙如J欅藹蝓ν鎮娜爐砲ける発達支援プログラム:2年・4つ合わせて1000万円/年
知的野生児育成の基礎として、市内で効果が確認された柳澤運動、食育など、幼児期の基本的心身の発達を促進するプログラムの全市拡大導入をはかる。 1)パイロット園をまず募集。保護者とスタッフが共に取り組んでゆく。 2)先行事業の成果を示し、第二次募集。 3)全市導入完了。 子供たちの成長度に応じ、他のプログラムも園・所の独自性も加味しながら追加してゆく。

∨楾イで自然から学び、深く考える力を持って、算数理科の好きな子供たちを育てるプログラム(小学校):3年
年に100冊以上本を読む子供たちには、登校拒否もいじめもないという話を聞く。誕生直後からのブックスタート運動、読み聞かせ運動、小学校での1人100冊読書運動、市立図書館と学校図書館の連携を順次実現する。また、丹後の自然を活かした環境教育を実施し、深く考える力を持ち、算数・理科の好きな子供たちを育てる。 教員の事務量を1/3減らし、ベテラン教師OB らで教育研究所やボランティアグループを作り、現場の教師の負荷を減らす。

スーパーチャレンジプログラム(中学・高校):3年
市民や地元企業、大学等と連携して、子供たちの独創性をその子に応じて伸ばしてゆけるスーパーチャレンジプログラムを実施する。ロボットコンテスト開催、蚕の遺伝子操作実験体験、京丹後端から端までチャレンジハイク、アジアチャレンジ冒険隊など。小学校段階での英語教育・IT 教育は重視しないが、中学校以降で最先端のノウハウを組み込んだプログラムを希望者に提供できる仕組みを模索する。

4. 上記3つ以外の重要課題について

〕害鳥獣対策:3年
山村部、高齢化する限界集落近辺では、有害鳥獣による農作物被害は現金収入が減少する中で自給力を低下させ、住民の生存権に関わるレベルの問題になっている。 市の重用課題として位置づけ、被害状況を半減させることを任務としてプロジェクトチームを設置し、実態把握・対策の検索・実施の補助などに取り組む。

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子育てしやすい、安心してもう1人産める京丹後市を目指し、産婦人科・助産師外来の維持・充実、病児保育 ファミリーサポートセンターの拡充を行う。 加えて注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)、自閉症、アトピーなどに対しても家庭のみの個人的対応では負担が大きすぎ、市としても児童と保護者の負担軽減に向けて重点対応を行う。 また、将来の教育費負担に対する不安が少子化の一つの要因であり、公立学校での教育レベルアップや奨学金(貸与)なども子育て支援の重要な施策である。

4儻振興:4年

  築き上げた丹後の観光を基盤にして、6町を面として活かした観光産業を目指す。宮津や城崎との共存/連携と差別化を長期的視点に立って立案し、6町の産品を積極的に食材に使ってゆく仕組みや健康産業との連携を深める。タンジブル丹後キャンペーンとして、特に環境農業体験型・長期滞在型の研究・開発を進める。※ Tangible (タンジブル)とは、触知できる、味わえる、体験できるの意味。Tango(丹後)+able(できる)