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2007年6月29日(金曜日)

施策踊り、中身崩れる京丹後にならないために

カテゴリー: - 早川まさてる @ 22時58分42秒

施策踊り、中身崩れる京丹後にならないために

 6月一般質問の最後の部分をご紹介する。(実は、メインテーマの保育所がまるごと残っているのだが、手強いので後回し。)

 京丹後市の現状を見て、私なりに一言で総括すると、こうなる。

     「施策踊り、中身崩れる」

 くどいようだが、全部が悪いわけではない。うん、これはいいね、と思える施策もある(と思う)。が、本質的で厳しい問題ほど、先送り、その場しのぎの対応になっている傾向があり、マスコミには、アドバルーン施策が無批判に取り上げられてゆく。

 そして、その踊る施策の水面下で、組織は崩れつつある。まだここには載せていないものでも、危機管理能力として危険水域を越したのではないかと思われる事象を私はいくつか確認している。

 もちろん、一つ一つの事象単品では、そこまで悲観的に捉えることはないだろうと指摘をうける可能性がある。しかし、問題は通底している。根っこは共通である。同じ根っこを持つ問題が、姿かたちを変えて、様々な場面に顔を出し始める。そのときに、きちんと押さえておけば未然に防げる大事故が、その通底する問題を見抜けず放置していると、集大成として大事故となって姿を現してくる。この段階になると誰でもわかるのである。が、手遅れではある。

 結局、危機管理能力、センスの問題である。わからない人には説明してもわからない。わかる人には一言で伝わる。(というか、こんな事は民間なら当たり前で、こうじゃげに(利口そうに)書いていると、早川は世間の標準を知らないなと笑われるレベルの話だろう。)

 私は、サービスを開始した直後の京丹後市総合サービスの要の人物が、4月中旬に辞表を提出したという話を聞いて、絶句した。

 さて、学校統廃合について、述べておこう。

 あまたの議員が、ずいぶん前から一般質問で、「一体いつから学校統廃合をスタートさせるのか」と質問し、教育長は「設置者である市長の指示があればいつでもすぐスタートさせる」という答弁を繰り返してきた。そして、今年の3月、ある議員の一般質問の答弁の中で、統廃合についてスタートすることを表明した。

 大変結構なことではある。共産党議員団は統廃合スタートに関して否定的見解をお持ちだと思うが、それ以外で特に反対の意見は聞かない。

 しかし、ほのかな違和感が残る。

 確かに、統廃合検討はやるべき課題である。この観点から見て、スタートしたことは評価の対象であり、良いこと?である。

 もう一つ、評価の座標軸を加えてみよう。「スタートは適切なタイミングだったのか?遅すぎなかったのか?」である。私は、3年とは言わないが、検討をスタートするのが2年は遅れたと見ている。統廃合を実施する時期が同一であれば、2年分、市民がじっくり考える時間を失ったとみることが出来る。また、同じ検討の時間をじっくり取るとすると、実施する時期が2年遅れることになり、極端な少人数や複式学級の子供達が、より適切な人数で学ぶチャンスを失ったことになる。(財政や教員配置の問題ももちろんである。)

 何故、今だったのか。(市長の説明はない。推測は出来るが、生臭いので書かない。)遅れたことに対して、どのような責任の取り方でフォローするのか。これが語られなければ、「統廃合がスタートしました。結構なことです。」だけでは、プロの議員としてはあまりにお粗末なチェックであろう。

 私は、遅れを取り戻す意味でも、設置者として市長が「どの学校は統廃合が避けがたく、グレーゾーンはこれこれで、この学校は残す以外の選択はない」としっかり示し、どういう考えでまとめてゆくべきか、市民が議論する足場を示すことが必要だと指摘した。

 トップが体を張ってやる気を示さなければ、スタッフは動けない。動かない。「一生懸命がばからしくなったら、組織は崩れる」のである。

 GoogleVideoをご覧下さい。

作成日: 2007/06/29


光ファイバー計画は長期的財政見通しが不可欠である

カテゴリー: - 早川まさてる @ 10時18分26秒

光ファイバー計画は長期的財政見通しが不可欠である

 3月議会からこの問題は強力に指摘してきた。この問題に一つの区切りを付けたい。(といいつつ、連結決算ベースの財政見通しが7月に出た時点で、本質的な検討を始めなければならない。。。)

 19年度に30億円を組む予定が、部局長査定でゼロ査定となり、久美浜の一分エリアのみ3億円で先行する予算となったことは、繰り返しお伝えしてきた。

 問題は、何故30億円を19年度に組めなかったのか、そして連結決算が始まる骨格予算の20年度に、本当に予算を組んで実行してゆくことが出来るのか、ということである。

 加えて、私たちはこの光ファイバー計画と京都市内へのチャレンジショップ出店を削除した修正案を出したが、ほぼ同等の趣旨の付帯決議が可決されているにもかかわらず、未だに財政見通しと市民負担などについての説明がなされていない状況の理由が問題であった。これは、議会の権威に関わる問題であると私は指摘してきた。

(本当は、本当に光ファイバーが必要なのか、加入者が確保できるのかが大切である。厳しい。取りあえず置いておく。)

 30億円19年度に組めなかった理由についての市長の答弁は、それなりに納得できるものであり、私は受け止めることにした。本音であったのだと思う。市のトップに立ち、それなりの情報が集中する中で、行財政改革との整合性、将来の財政負担など、迷ったのであろう。それはよくわかる。

 しかし、指摘しておきたい。この問題は、予算最終段階の1月末に悩む問題ではない。私は昨年6月頃、長期的な公債費負担の推移を独自に算出し、連結も含めた見通しを早急に出す中で、巨大事業のあり方を考えなければならないことを主張してきた。同じ話を市長が昨年の6月9月にしているのであれば、同意できる。明らかに遅すぎた。そして、先送ったことがさらに難しい問題をもたらしているのである。

 また、3月の段階で3億円だけ頭出ししておくというのは、私が主張したとおり、先行きがわからないまま手付け金を払ったようなものであり、危険な行為であったことも明らかだと判断している。止めている今が、最後のチャンスである。

 京丹後市が光ファイバー計画を独自に動かしていなければ、京丹後市は既に光が来ているといううわさ話(と書いておく)は、情報通の中ではたまに聞く話でもある。私も、通信事業者の人たちとかなり突っ込んだ可能性の話もしてみている。先送ったことを災い転じて福となす力量があるかどうか、これが本質的な問題である。

作成日: 2007/06/29


2007年6月28日(木曜日)

病院はいつまでもつのか!連結決算から見た京丹後市の将来

カテゴリー: - 早川まさてる @ 22時32分56秒

病院はいつまでもつのか!連結決算から見た京丹後市の将来

 夕張市の破綻以降、地方自治体の財政破綻は一気に身近な問題となっている。

 夕張市長が東京で開催される全国市長会に参加しようとしても交通費が確保できず、市民が見かねて100万円寄付したそうだ。その資金で参加できると思ったら、総務省がストップをかけたという。鉛筆一本自由にならないと言われる財政破綻の恐ろしさがひしひしと伝わってくる。
 
164市町村 連結赤字 財政健全化法成立 新指標  
 2007年6月16日付「朝日新聞」より

 自治体の財政破綻(はたん)を早い段階で食い止める地方自治体財政健全化法が、15日の参院本会議で可決、成立した。

 朝日新聞社の試算によると、全国の100を超える市町村で、一般会計と特別会計をあわせた05年度の「連結決算」が赤字だったことが分かった。

 同法は自治体財政を評価する指標の一つに「連結実質赤字比率」を加える。指標が基準を超えると「財政健全化団体」や「財政再生団体」になる。適用が始まる08年度決算をにらみ、採算の合わない行政サービスの料金値上げや事業の縮小・売却が加速しそうだ。

 この記事をお読みになった方も多いと思う。連結実質赤字比率で見たときにご近所の宮津市が23番目に入っていたのを見て、私もショックを受けた。市長は「日経の試算で全国で404番目(H17決算ベース)」と述べていたが、第三セクターのKTRを加えるかどうかでも大きく評価は変わるだろう。ましてや、毎年莫大に増加してゆく病院の累積赤字は先に行くほど加速的に状況を悪化させる。「財政健全化団体」や「財政再生団体」に指定されたら、我々が望む望まないにかかわらず、市立病院の継続は不可能と思える。

 平成20年度決算から対象となる。ということは、正に待ったなしである。ブロードバンド計画(残り42億円?)を平成20年度骨格予算に突っ込むと言うことは(19年度でも本質的な差はないが、骨格でないだけましである。)、もろに連結決算に影響を与えてくる。逆に言うと、連結決算での財政の中期的把握なしに、大型事業を「えいや!」で組むことはどう考えても自殺行為である。

 2つの病院の赤字額は、年間概ね10億円の水準にある。平成18年度決算額は正式には発表されていないが、私が聞いている数値は7億数千万円の赤字である。3月議会の補正で、2.3億円の一般会計から病院会計への繰出金が補てんされているから、18年度当初ベースの指標で見ると、あわせて10億円となる。

 2つの病院を今のスタイルで維持する前提で考えると、医療関係者の必死の努力があったとしても、年間2億円程度の改善が限度のような気がしている。(きちっとした数値の裏付けはない。直感のレベルで申し訳ない。)とすると、今後5年間で考えてみると、40億から50億円の累積赤字が積み上がる。18年度末の累積赤字額が、43億円程度(繰入2.3億円がなかった場合)だから、5年後にはなんと80億〜90億の累積赤字額となる可能性がある。

 私は、3月議会で(それ以前にもだが)、「一体いくらの赤字額までなら病院を維持できるのか。その目安を示しながら進めるべきだ。」という主張を繰り返してきた。難しい話ではある。しかし、当然のことでもある。不可避のことでもある。

 この年間10億円の赤字を出すということはどういうことだろうか。もし、これがなければ、驚くべき事に4年間で無借金で光ファイバーブロードバンド+CATV(45億円)が各家庭までひけてしまうということだ。壮絶である。

 市長の答弁は、「病院がそうならないように懸命に取り組んでいる。昨年を底にしたい。状況は好転が見込まれる。病院についてはとにかくやっていかんといかんので、公立の形態の中でしっかり補てんをしながら、今はとにかくお医者さんの確保をはじめとして、経営が安定するようにやっている。」というものであった。プロの視点に耐えられる答弁ではないだろう。

 私は、「根性論ではない。やらなきゃいけないという話をしているだけではなくて、きちんと数字をあげて議論してゆくのがリーダーの役割ではないか。」と指摘した。

 GoogleVideoにアップした。6分ほどである。見て欲しい。心ある市民は、きちんと事実を見るべきである。

作成日: 2007/06/28


公平公正な入札のあり方のために

カテゴリー: - 早川まさてる @ 18時34分24秒

公平公正な入札のあり方のために

 6月議会の一般質問では、多くの議員が入札をテーマに質問を行った。今までにないことである。

 4月から新しい格付に基づき、入札が始まった。それまでは、旧町時代のそれぞれのやり方を3年間の年限を切って引き継ぎつつ、格付、入札を行ってきたのである。

 その切り替えに伴って、多くの業者から悲鳴のような抗議の声が聞こえてきた。業界団体も市長と面談を行っている。これらを背景としてこのような状況になったと言って良いだろう。

 資料として、条例等を示しておこう。

京丹後市建設工事指名業者格付基準
http://www.city.kyotango.kyoto.jp/reiki/reiki_honbun/ar02509541.html

入札・契約情報
http://www.city.kyotango.kyoto.jp/service/nyusatsukeiyaku/index.html

 私が指摘したことは以下の2点である。

 一つは、指名業者としての資格についてである。きちんとその資格が保持されているかどうか、不断のチェックが必要である。公平さを保つためにも、その要件が満たされないときには、速やかに行政として対処する必要があるだろう。

 もう一つは、工事の施工内容の確認についてである。今まで市は非常に厳しく基準を設け、納期や人員の配置、施工内容を一定のレベルに維持してきたと聞いている。もし、これが崩れてしまえば、当然工事にかかるコストは(手抜き?をするケースにおいては)下げることが出来、それが入札価格にまともに反映されてくる可能性がある。きちんとした従来の基準を守ろうとする業者は、当然入札価格の算出で不利になる。そして、万が一そういう前例が出来てしまえば、後に工事のレベルを下げてしまった業者が出てきても、公平公正の観点から、指摘をすることは難しくなる可能性すらあり得る。これをモラルハザードだと私は指摘した。

 今回、私は、仮定の話としてこの指摘を行い、答弁はあえて求めなかった。そこには深い意味がある。それは、問い詰めることが目的ではなく、きちんとやってほしいからである。

 万が一そのような事例があり、自らきちんと出来ないのであれば、モラルハザードを防ぐ意味でも、なんらかの動きが必要になるのではないかと考えている。が、正直、やりたくはない。

 GoogleVideoにその内容をアップした。ご覧下さい。

作成日: 2007/06/28


進行管理なき行財政改革とは

カテゴリー: - 早川まさてる @ 10時30分25秒

進行管理なき行財政改革とは

 私の一般質問を通して明らかになった異常事態がある。いくつもある。一般質問以外にもいくつもある。あまりに重篤な症状だったり数が多すぎるので、どこまで書けるかわからないが、一つずつ、市民に明らかにしておきたい。

 こういう内容をネット上で公開するのがよいのかどうか、迷う問題もある。しかし、議会で明らかにしても、その質疑なりが終わればそれっきり。どう見ても対処すべきものであっても、あっさりそのままになっている現状を見ると、議会での指摘で市政を正してゆく事に大きな限界を感じざるを得ない。(無会派だから限界があるなどという声が聞こえてきそうだが、大人数を抱えていても本質的課題を指摘・改革しなければ無意味である。もちろんやっておられるのだろうが。)保守も革新も、与党も野党も、目上も目下もない。京丹後市存亡の危機である。

 一般質問をするにあたって、議会事務局を通して「行財政改革実施状況についての評価データ」を請求したところ、担当課より連絡があった。「資料がない。」「いや、完成版でなくても今の段階のものでいいのだが。」「実施状況について把握していないので資料自体がない。これから各部に調査票を回して進行状況をまとめてゆく。」というような趣旨の会話が私との間でなされた。

京丹後市行財政改革推進計画―京丹後市集中改革プランー
 を見てほしい。読み返してみると大切なことがたくさん書いてある。全部実行できるかどうかは別としても、我々はこれを京丹後市の改革の柱として選択した。

 この中に、<推進計画の進行管理>として以下の項目が掲げてある。

(1)行財政改革推進本部による徹底した進行管理

計画に位置付けられた項目を着実に実行するため、行財政改革推進本部により定期的に進捗状況を管理する。また、実効性を高めるため、推進項目実行の担当課を明確にする。

(2)行財政改革推進委員会等による監視

行財政改革の実効性を高めるとともに開かれた行財政改革を推進するため、行財政改革推進効果のある行財政改革を推進する。また、取り組み状況について機会あるごとに市民に対して公表する。

(3)行財政改革推進計画の見直し(ローリング)

行財政改革を推進するため、状況変化に対応した計画の見直しを毎年行う。

(4)臨時的緊急課題への柔軟な対応

行財政改革推進計画に定めのないものであっても、行財政改革大綱、行政改革の趣旨に則り必要性のある事業が新たに発生した場合には、関係部課と協議し実行に移すものとする。

 当然の内容であり、計画を実現するためには、必須の内容である。

 一般質問において、このことを踏まえて「徹底した進行管理をうたっているが、一番恐れていた計画だけ作って、ほったらかしになっているのではないか」という質問を行った。

市長の答弁は「率直に反省しないといけないが、一方でフォローというのは年単位だ。17年は途中からだったので、18年度分を19年度に入ったということでチェックしないといかんと考えている。」というものであった。

 私は「進行管理」というのは計画を進行させている最中に、各プロセスがきちんと間に合うように進んでいるかどうかをチェックし、送れているならば手を打ってゆくことを意味していると思う。行革を推進するシステムが、全く(と断定するのは全てを検証しないと出来ないので難しいが、まあ、そう言いたいレベルである。)機能していなかったと判断している。

 そして、今年度予算には、「市民満足度調査」という新しい試みが組み込まれている。私も大切な切り口だと思ってはいる。しかし、あれだけのエネルギーをかけて作った行革の動きを実体化させずに、また新しいことに手を付けても意味がないだろうと思う。この行財政改革の動きそのものが、事務事業評価に耐えられるレベルの中身がないと思える。

 さきほどの京丹後市行財政改革推進計画―京丹後市集中改革プランー の後ろの方、10ページ以降を見て欲しい。具体的な改革の時間軸がテーマ毎に表示されている。ほとんどが平成19年度は実施となっている。既に始まっていなければならないのである。

 折角作った行財政改革推進計画をほったらかしにして、目新しいことに次々手を出している状況は無意味であり、危険ですらある。今、提案される事業は、事務事業評価など市ですすめている(はずの)行革指針に適合した施策であるべきだが、私から見て納得できないものが多い。

 この状況を私ごときに指摘されるまでもなく知っているプロの職員さん達がやる気を失う(失っている)ことを私は恐れている。

 今回の一般質問のうち、行革に関連する部分のみをGoogleVideoにアップした。よく吟味して見て欲しい。読み取れるはずだ。

  

(読者の皆さんの「見ているよ」の一声が、元来筆無精の私を働かせます。叱咤激励、よろしくお願いいたします。)

作成日: 2007/06/28


2007年6月27日(水曜日)

苗半作

カテゴリー: - 早川まさてる @ 14時58分33秒

苗半作

 6月議会が終了した。これだけ多くの問題を抱え、疑問の多い中で、こんなにあっさり終わってしまった。ほんとにいいのであろうか。私は怒っている。が、脱力しているのも、また事実だ。(別にお手上げしたわけではない。念のため。)

 苗半作という。作物を育てる際に、しっかりした苗を作れたら、いい収穫までの道のりを半分来たようなものだという意味だ。植物に限らない。色々な物事が育つさまに、同じ事が言えるのであろう。

 今年は、2反、田んぼをしていると書いた。除草剤を使わずにやっているのだが、場所によって壮絶なヒエの嵐。子供達と除草用のコマを回したりするのはなかなか貴重な時間であり、楽しいのだが、適期に作業できなかったところは極めて厳しい。加えて、苗が若干弱かったようで育ちが遅く、これもまあ、私の無精に花を添えている。

 農業のプロである先輩議員が私に言った。「早川くん、田んぼをやっているなどと軽々しく言わん方がええ。出来るとはかぎらんのだから。恥をかくぞ。」 至言である。

 さて、皆さんにちょっと考えて欲しいことがある。あなたなら、どう判断するだろうか。

 社長からお金を預かり、社員が野菜の苗を買いに行ったとしよう。下記の条件の時、どうするだろうか。

 1)店には徒長した(ひょろひょろに伸びた)苗しかなかった。

   a) 育ちの悪い苗を買っても結局無駄になるから、買わない。
   b) 何もないよりもいいから、取りあえず徒長した苗を買う。
   c) 社長に連絡を取って、意見を聞く。
   d) 他の店を回って、もっと良い苗がないかどうか、探してみる。
   

 2)店には、徒長した苗と、しっかりした健康そうな苗が売っていた。
  (本当は、緑の濃い元気満々の苗が良い苗とは限らないのだが、ややこしく
   なるので、健康そうな苗がいい苗ということで考えてください。)

   a) 健康そうな苗を買う。
   b) 育ちの悪い苗も育たないわけではないし、かわいそうだから、徒長した苗を買う。
   c) 社長に連絡を取って、意見を聞く。

 別に正解があるわけではない。しかし、徒長した苗しかないならやむを得ないかもしれないが、(それでもやめた方がいい場合があるだろう)健康そうな苗があるにもかかわらず、徒長した苗をわざわざ買う人はいないだろう。ましてや、社長のお金を預かって購入する場合は、悪い苗をわざわざ買うなどと言うことはあり得ない。と、私の常識では思える。多分皆さんも同じだと思う。

 社長が社員に「なんでこんな苗を買ったんだ。お金も限られているし、無駄になる。もっと良い苗がないか、探さなかったのか。」と指摘した時、社員が「この苗にもいいところがあって、全部悪いわけではない。いいじゃないですか。」と答えたら、多分怒られるだろう。

 
 読者の皆さんは、早川は一体何を言いたいのだろうと思っておられるだろう。上記の話を<苗>を<施策>に、<お金>を<予算>に、<社長>を<市民>に、<社員>を<市長>に読み替えてみて欲しいのだ。

 どんな施策にも一分ぐらいの良いところはある。もちろん、どんな施策にも一分ぐらいのマイナス面はあるだろうから、ほんの小さなマイナスを見つけて反対するのはバランス感覚を欠いた行動だろう。しかし、少しでもプラスの面があったら、どんな施策でも認められるのであろうか。やるべきなのであろうか。

 施策の中には、メリット対デメリットが 1対9 の施策もあれば、8対2 の施策もある。もし、本当にその選択肢しか存在していなければ、場合によってはメリットの少ないものでも思い切ってやるべき場合もある。それは否定しない。

 しかし、本当にその施策しかないのか、もっとよい方法はないのか。そのメリットはそれだけの予算を投下する価値があるのか。その施策をやることによって(お金の面でも、マンパワーの面でも)出来なくなる施策があるのではないか。その予算は市民が血を絞るようにして供出したお金であり、本当に大切に使われているのか。云々。

 これを検討し、判断を市民に代わって下すのが<議会>である。

 私は、6月の一般会計補正予算と、下水道会計、賛成することはできなかった。

 東京でのファッションウィーク補助金は、1140万円である。総予算は1400万円になるとのことだ。事前にその大まかな内容を資料請求して調べたが、お金をばらまいているとは思わなかった。普通に同じ企画をするならもっと予算が膨らんだだろう。人脈を使ってずいぶん節約した内容になっていると感じた。しかし、京丹後市として、織物業界として、どれだけの成果を得ることが出来るのか。それに見合った予算なのかである。

 短期ではなく、中長期のちりめん需要喚起の施策だという声も聞こえた。もし、本当にそういう戦略の元、きちんと考え込まれているなら、6月の補正ではなく、つい先日の3月議会で可決された当初予算にでてきたはずである。こんな形では、思いつきで走っているとしか私には見えないのである。そして、1400万円の企画が3000万円の中身のものに出来たとしても、東京の基準で言えば、一体どれだけの効果があるか、疑問である。東京に対してというより、京丹後市民に「がんばってますよ!」とアピールするためだとしても、1400万円は冗談にもならない金額である。市民も職員も、本当に厳しい思いで補助金を切っているなかでの話である。

 職員も、議員も、プロ意識をもっと強烈に持つべき時ではないか。今、京丹後市は崖っぷちである。

 「苗半作」である。施策もじっくり良い苗を育て、予算を適切に投下して、成果が出るように育て上げるべきである。思いつきアドバルーン施策に予算とマンパワーを投下する余裕はない。

作成日: 2007/06/27


2007年6月19日(火曜日)

東京でファッションウイークをする意味とは

カテゴリー: - 早川まさてる @ 23時56分14秒

東京でファッションウイークをする意味とは

 あと1週間で6月議会が終了する。最終日26日には、一般会計や各種会計の補正予算の質疑・討論・採決がある。さて、どうしたものか、悩んでいる。

 昨年の企画を覚えておられるだろうか。

  丹後ファッションウィーク

  京丹後市報道資料

  網野まちなかウォーク(ファッションウィークと同時開催)

 丹後織物工業組合が270万円、市が補助金500万円を出して実行された。

 そして、3月議会に平成19年度当初予算として、「丹後ファッションウィーク開催委員会補助金450万円」が提案、採択された。内容は「丹後ちりめん生地の洋装化をはじめ多角的な展開を支援するため、ちりめん生地の高付加価値化試作商品の開発・展示会等の取組を行い、丹後からちりめん情報を全国に多彩に発信する」というものである。500万円×0.9=450万円と、律儀に補助金10%一律カットが適用されているのがほほえましい。

 そして、6月議会。平成19年度予算の第一回補正予算として、690万円!が提案された。
(当初予算が可決された3ヶ月後に当初予算の1.5倍もの補正予算が組まれるというのはなかなか理解に苦しむ。開催地が東京になるということは、別の新規事業として提案された方がすっきりすると私は考える。)

【補正の必要性】
 丹後ファッションウィークの開催について、次の2点を柱に事業が拡充されることを
 受け、その所要額を追加するもの。
・産地外への情報発信力の強化
・将来のデザイナーが学ぶ服飾学校との連携強化

【当初からの変更点】
・開催地の変更  京丹後市内→東京都内
・提携校の増加  1校→3校
・制作作品の増加 30点→45点(1校あたり15点)
・事業の追加 産地業者と学生の交流支援
 産地業者が提携校に出向き、丹後織物についての講義を行う。生徒へのアンケート
 調査等から意見集約を行い、報告書にまとめて産地へのフィードバックを行う。

 開催委員会が主体であり、市が補助金を1150万円出す形になっている。が、事実上、市がリーダーシップを取っての企画であると思われる。

 前向きに考えてみよう。服飾を学ぶ学生さん達が丹後ちりめんに触れ、頭に刻み込んでくれることは非常に良いことだと思う。対象学校が増えることもいいことだと思う。産地業者との交流もいい。丹後で開催して地元の人しか見ていないよりは、東京で外部の人に見てもらえた方が確かにいいかもしれない。

(服飾関連学校での交流・認知企画に内容を絞り込めば、コストパフォーマンスは非常に良くなる。学校に3年間反物を無償配布してなじんでもらい、ちりめんを活かしたアイデアに賞金を出しても、1150万円から見ればたいした金額にはならないだろう。これなら、十分賛成できる内容だと考える。やるべきであろう。パフォーマンスは効果があれば別だが、効果のないレベルのパフォーマンスを大枚はたいて打つ意味はない。体力を消耗する。ましてや行政のやるべき事ではないだろう。)

 次に、この企画にかかるコストを考えておきたい。丹後織物工業組合分がいくらになるか私は調べていないが、市の補助金1150万円(市の一般財源のみ。国府の補助金はない)とあわせると概ね1500万円程度が予想される。これに加えて、市職員、関係業界の方達が事前の打ち合わせ、当日等の宿泊交通費+人件費云々となると、見えないコストもあわせると2000万円前後の企画になると予想する。また、この企画をすることによって出来なくなる企画(予算面、マンパワー)があることも、コストというよりは政策選択の問題として認識しておく必要があるだろう。

 詳細な企画の内容、予算案がまだ示されていないので、よくわからないのだが、東京で企画会社にイベントを委託するとすると、(我々にとっては巨額の予算だが)一体どの程度インパクトのある企画になるのか、効果の面でもかなり厳しい話ではある。

 丹後ちりめんの業界は、今、ものすごく苦しい状況にある。なんとか何かを打ち出したいという想いはよくわかる。しかし、こういう企画は今までから何度もしてきて・・・という声も聞こえてくる。この京丹後市の状況の中で、本当に市がやるべき企画なのか、市民の理解が得られるのか、業界が本当にこの企画を望んでいるのか、1150万円を単費で出す重みの中で、良く検討するべきだろう。

 補助金10%カットの中での1150万円は、1000万円のイベント補助金一割カット11.5個分、100万円の補助金1割カット115個分、10万円の補助金1割カット1150個分である。市民や職員が苦しみながらカットしてかき集めた1150万円の重みを感じさせる施策であって欲しい。私はこのことを切に願う。

 行財政改革の一貫として、事務事業評価をきちんと行い、次年度の企画を立ててゆく方向性にあることは、実行されているかどうかは別として間違いない。今回の企画についても、昨年の評価をきちんと行い、今年東京で行う中での獲得目標を明確に示し、業界が本当に望んでいることは何かをきちんと掴みながら提案することが求められるだろう。

 賛成か反対か、修正案か。市民への言い訳・議員への猫だましのような付帯決議か。(付帯決議でちゃんとしてとお願いしても、やってしまえば同じ事だろう。)またまた議員の見識が問われるだろう。私も協力してくれる議員さんと一緒に3月議会で修正案2発(3月補正の修正案は提案前に市長が蒲井・旭の温泉掘削補助金を撤回して終了。19年度予算案は修正案提案して玉砕。)連発しており、6月議会も修正案を出すのは結構○○である。しかし、多くの市民の目は間違いなく厳しい。

作成日: 2007/06/19

追記:2007/06/28 00:25
 450万円+690万円=1140万円である。上記1150万円は、1140万円の間違いです。情けない・・・。


2007年6月15日(金曜日)

15日は一般質問

カテゴリー: - 早川まさてる @ 00時36分49秒

15日は一般質問

 今日15日は一般質問最終日。私の質問はラストである。

 本当は、保育所問題一本のつもりだったが、ある事情通の人から「付帯決議の事はきちんと決着を付けて欲しい。あまりにひどい。」という要請もあり、まあ、結局膨らんでしまっている。

 終わりの方の質問者というのは、なかなか難しいもので、似た質問を他の議員がすると質問を大きく組み替えなければならない確率が高い。

 幸か不幸か、今までは、私が設定している課題にダブる質問はあまりなく、重なっても切り口が全く違って大して影響がないことが実は多かった。しかし、今回はおもしろいぐらい重なってきている。そして、その問題を見る切り口が、私が言いたい(今までも言ってきたこと)と重なっているケースが多い。

 1年前の6月議会では、公債費を切り口に今後予想される大型事業や繰り出し金などを推測・集計し、ブロードバンドなどの予算をどう組んでゆくのかを質問した。今回も連結決算をベースにその変形版を多重的に質問してゆくつもりだったが、ある議員さんが概ね同等の視点で質問を行っておられた。

 入札についても、土木関係業者さんの感じておられる問題点を折込ながら、適切な切り口での質問、提言が行われていたかと思う。

 また、学校統廃合についても、3月議会でようやく市長が検討を開始することを表明したが、ある議員が「本来ならもっと早くスタートしているべきだった。遅れを取り戻す意味でも、どういう方向性で統廃合をするのか、試案を市長が先に提示するべきだ。批判をうける事もあるだろうが、それがリーダーの務めだ。」という趣旨の指摘をし、「そうだ」という合いの手が議場から上がっているという珍しい光景であった。この指摘には、私も全面的に同感である。ちなみに、答弁は背景は薄々わかるが納得できるものではなかった。質問者も繰り返し、そういう感想を述べていた。

 というわけで、議場の論調のトレンドは、私好みの方向へかなり変わってきている。(かもしれない。)

 もう少し、シビアな質問が他の議員から続くと、私は「夢」を語りやすくなるのだが、そこまではまだ難しいかもしれない。落ち込んだところからはい上がるには、一度厳しい現実を直視して、それを受け入れてから離脱するという流れになるような気がしている。「早川くん、そんな厳しい見方をしなくても、何とかなるわな」と言ってくれる同僚もいるが、あんまりそういうノリで修羅場を脱出した人は見たことがない。決して暗くなれという意味ではないのだが、自分の現実・リソースの直視は必須だろう。その厳しい状況を落ち込まずに直視できたら一番強い。本物の「夢」が語れる。

 京丹後市政でやるべき事かどうかは別として、今、無茶苦茶おもしろい話が多い。あまりぶっとんだ(現実味がないという話ではない)話をしていると議員としてはどうかという面があるので押さえているが、時代の転換点という場面は、ふっと力を抜いて気がついてしまえば、浮き上がるチャンスはいくらでもある。実におもしろい時代である。私が大学生だった頃に最先端の話だった世界が、今、当たり前のこととして身近な世界で展開されて来ているのだ。

 というわけで、今日の一般質問、もう一回ぐらいはシビアなレベルで押さえておこうかなと思う。

作成日: 2007/06/14


2007年6月12日(火曜日)

体罰と教育

カテゴリー: - 早川まさてる @ 23時51分19秒

体罰と教育

 携帯電話から知り合いの声。「あんた、知っとるかえ?引野教育長がテレビにでとったで。京丹後市でいじめがあって、先生がビンタして、辞表をだしたっていっとったで。」

「いじめ許さん」全員に体罰 辞表の先生、保護者が慰留 京都

http://www.sankei-kansai.com/01_syakai/sya060903.htm

 体罰を加えたことをわびる教諭に、教諭の熱意を正面から受け止めた児童と保護者。京都府京丹後市の市立小学校で、「クラスメートへのからかいをやめなかった」とクラス全員に体罰をした男性教諭(28)が辞表を提出した。しかし、保護者のほぼ全員が辞職の撤回を求める署名を提出。思いとどまった教諭は謹慎処分が解けた8日、児童らと互いに謝罪し、きずなを深めたという。市教委は「近年、学校に理不尽な要求をする保護者が増える中、教諭の熱意が通じたのでは」としている。

 詳しい状況を確認したわけではない。自分なりの考えをネットで表明するのは早計かもしれない。が、どうしても一言自分の責任において書いておきたいと思う。

 人を説得する、何かを伝えるときに、自分が安全なところにいて評論しても伝わらない。もちろん、その表現は場の状況と力量、色々な要素で変わってくるだろう。しかし、本気の姿勢は伝わるものだと思う。

 「 市教委などによると、教諭のクラスでは1人の男児の外見を一部児童がからかい、他の児童も黙認する状態だった。教諭は「(次にからかったら)みんなをたたいて教師を辞める」と注意したが、今月4日、再びからかいがあったため、「ここで放置すると、いじめに発展しかねない」と判断、からかわれた男児を除く全員のほおを平手打ちした。」ということだ。

 「(次にからかったら)みんなをたたいて教師を辞める」と言ってしまったことの妥当性は少し気になるが、その後の行動は、自分を守るための自己正当化や逃げではなく、正面から自体に向き合っていたように感じる。もし、逃げていたら、それこそ子供達にとっても致命的な影響があったかもしれない。

 よく、保護者のみなさんも踏んばってくれたと思う。色々な想いもあるのだろうが、このことがPTAにとっても、子供達にとっても、大きな糧になるに違いないと思う。

ここで、3たび、「国家の品格」から引用する。

 P.126 父の教え
「私にとって幸運だったのは、ことあるごとにこの「武士道精神」をたたき込んでくれた父がいたことでした。父からはいつも「弱いものいじめの現場を見たら、自分の身を挺してでも、弱い者を助けろ」と言われていました。
 父は「弱い者がいじめられているのを見て見ぬふりをするのは卑怯だ」というのです。私にとって「卑怯だ」と言われることは「お前は生きている価値がない」と言われるのと同じです。」

「父は、「弱い者を救うときには力を用いても良い」とはっきり言いました。ただし5つの禁じ手がある。一つ、大きい者が小さい者をぶん殴っちゃいかん。二つ、大勢で一人をやっつけちゃいかん。三つ、男が女をぶん殴っちゃいかん。四つ、武器を手にしてはいかん。五つ、相手が泣いたり謝ったりしたら、すぐにやめなくてはいかん。「この五つは絶対に守れ」と言われました。しかも、父の教えが非常に良かったと思うのは、「それには何の理由もない」と認めていたことです。「卑怯だから」でおしまいです。」

 P.128 卑怯を憎む
「私は「卑怯を憎む心」をきちんと育てないといけないと思っています。法律のどこを見たって「卑怯なことはいけない」なんて書いてありません。だからこそ重要なのです。(中略)ある国の子供たちは、「万引きをしないのはそれが法律違反だから」と言います。こういうのを最低の国家の最低の子供たちといいます。「法律違反だから万引きしない」などと言う子供は、誰も見ていなければ万引きします。法律で罰せられませんから。大人になってから、法律に禁止されていないことなら何でもするようになる。時間外取引でこそこそ株を買い占めるような人間がどんどん生まれてくる。」

 誰が体を張って子供達に伝えるかである。特に京丹後市においては、市長のセクハラ事件を発端に、最低の品格状態に入っていると私は感じている。もし、本当に先生が体を張って子供達に伝えようとしていたにも関わらず、それを形式的な見方で切って捨てるような結果になっていたとしたら、子供達の心に何を深く刻み込むことになったか、恐ろしい想いすらする。

 もう一つだけ加えておこう。暴力よりも人を縛る方法もある。大人がそんなことをやっていたら、子供達がどんな育ち方をするか、言うまでもないだろう。

 「体罰」だとか言葉になってしまったものではなく、事実を見定め、そこからリスクを背負って自分の考えを立ち上げてゆくこと。これがひとつの<生き抜く力>であろう。教育者の皆さん、そして市民の皆さん、そして、議会の皆さん、がんばりましょう。踏ん張りどころです。

作成日: 2007/06/12


保育所を考える1

カテゴリー: - 早川まさてる @ 19時25分53秒

保育所を考える・・・

 今日は市に請求した資料を分析して、一般質問で使う資料を作成していた。

 本当のところ、保育所の何が問題なのか、きちんとした事実データに基づいた分析があり、向かいたい方向性やレベル、力量に応じた解決方法が考えられるべきだろう。

 今回はあまり解説はしないでおこうと思う。このグラフをじっくり見て欲しい。このままでは保育の現場はあっという間に大変な状況になる。(既にかもしれない。)公立の保育所がコスト高であるとか、民間のよさをなどということが言われるが、何を示しているのか、読み取れるだろうか。

 私の考えは、一般質問の中で述べるつもりだ。

 (何故、事前にネタをばらすのか。それは、市当局にも必死でこの実態と対策を考えて欲しいからだ。先送りしている余裕はないはずだ。まさかそんなことはないだろうが、ここまでやってまともな答弁でなければ当事者能力がないと言わざるを得ないだろう。)

作成日: 2007/06/12

6月15日19:10追記
 データの一部に誤りがあったため、一時表示を停止します。データ修正後、再掲示の予定です。
 正規職員の給与額が人件費ベースになっていたため、過大な金額になっていました。お詫びいたします。

7月4日9:50追記
 データを修正した上で、再度画像をアップしました。

保育所グラフ1
保育所2

保育所3
保育所4


2007年6月11日(月曜日)

6月一般質問は・・・

カテゴリー: - 早川まさてる @ 11時43分22秒

6月一般質問は・・・

 先日、新聞折込が入ったのでご承知かと思うが、13,14,15日の3日間、6月議会の一般質問が行われる。

 なんと総勢26人! 議長を除くと3人がしないだけであり、その3人は輝友会6人中の3議員である。(念のために付記するが、みんなするのにしない議員がいるなんてことを言いたいのではない。逆である。)

 先日の議会運営委員会で、この残り1年の任期中の一般質問について、昨年度と同様、一人90分の持ち時間を一議会30分を上限として使うことに決定した。これらのやり方は、議会発足当初、29人が質問するということが連続する中で回避策として考えられたものであったはずだ。この事実が、今の手法が解決に結びついていないことを如実に示しているだろう。制限されたのは、別のものである。

 私は、一般質問はここの議員に与えられた権能であり、残り時間が少ないから云々などということがあるべきではないと考えており、例えば「原則質問時間30分とするが、質問議員が3日間に収まらないほど多いときは、妥協案として一律上限25分にするなど、希望人数に応じて公平に時間を減らす。また、質問内容は事前に聞けばよいようなものは対象とせず、レベルを上げて理事者の所信を質す内容に絞り込んでゆくことをすべきだ」と主張してきた。

 最大会派の丹政会も10人中10人。会派に所属していない私が言うのもなんだが、会派制会派制という会派とは一体何なのか、議会改革の一貫としてきちんと考えた方がいいのではないかと思う。

 6月12日21:00追記
   丹政会石河代表より電話があり、下記内容をご説明いただきました。ご本人に確認の上、追記しておきます。
     「丹政会が、結果的に全員することになった。だが、3日間で一般質問を納めなけ
     ればならない日程がある中で、他の会派に迷惑をかけることになってはいけない
     ことから、内部で時間的な配慮をお願いした経過もある。それなりの対応を考えている。」

 さて、私の一般質問は、以下のような通告を行った。

平成19年度6月議会 一般質問構成

1)保育所の現状・課題と一部民営化に伴う問題点
    保育現場(子供・親・職員等)の現状と課題
    保育所統廃合の進行状況
    一部民営化の目的とその実現が子供達に与えるメリットデメリット
    保育のレベルアップに向けて、今なすべき事は

2)病院・下水道会計など連結決算から見た市の将来展望
    行財政改革と計画立案以降の状況
    組織改革の現状と職員意識

3)市喫緊の課題と施策選択の基準

4)市長の政治姿勢と議会の権威
    ブロードバンド計画の財政見通しと付帯決議
    入札のあり方と公平な取り扱い
    市長の政治姿勢

 本当は、保育所問題一本に絞るはずだった。情けないが、議会人として本質的なチェックポイントは見過ごすわけにはいかない。

 幼稚園・保育所については、1時間レクチャーをさせてもらえれば、きちんと理解してもらえるビジョンを持っているつもりだ。国は<国家戦略としての幼児教育>という切り口を出してきているが、私は<田舎型地域戦略の要としての幼児教育>をイメージしている。コストも時間も非常に少ない(成果が見えるのに1年、全国トップレベルに持ち込むのに3〜5年程度)中で、実現が可能だと見ている。

 しかし、現実には正規職員が急激に減少する中、臨時職員の占める割合が急増してゆく。団塊の世代退職の中で、あっという間に保育を支える体制は激変する。本質を見据えずに先延ばし、実効性のないことに手を取られていると、子供達の環境は悪化し、地域の将来に決定的な影響を与えることになるだろう。

 「そんなこと言ったって、なかなかできへんちゃ。」という声が聞こえてくるようである。出来なければ、そうなるだけである。それを受け入れるだけである。どんな選択をしようと、地域の自己責任といえばそうかもしれないが、全く違う選択肢も現実にあることを知った上で、判断して欲しいと思う。 

 
 あまり目立たせずにこそっと書いておくが、市の施設で1ヶ月以上前に事故が発生している。幸いにも致命的な影響はなかったようだが、議会は全くこの事実を知らされていない。(と、筋道にあたる主要な役職の方に、今、確認した。)

 先ほど、それに関わる資料請求を議会事務局に提出したところだが、危機管理・情報提供・情報共有のあり方として、とんでもないことだと思っている。

 詳しいことが確認され次第、続報する。

 週末、伊勢に行ってきた。エコツアーをがんばってやっておられる宿に泊めていただき、トップクラスの学者や官僚、まちづくりに関わっておられる人たちとの深い交流を持つことが出来た。おもしろいもので、30年近く前からの縁の連鎖が浮き出てくる。そして、国家レベルでやってゆかねばならない動きと京丹後の関連性がはっきり見えてきた。京丹後で考え、動き続けてきたことと、それらの連動が手触りの感触まで来ているのを感じている。

 波に乗っている時はこんなものなのだろうが、動いただけ入れ食い状態である。「ふっ」と気になる情報や縁を拾って動いてゆくと、みごとにつながって形が見えて連鎖してゆく。時間とお金の続く限り(体力は余っている)、走り回るべき時期だと思う。

作成日: 2007/06/11


2007年6月4日(月曜日)

6月議会始まる。

カテゴリー: - 早川まさてる @ 22時21分22秒

6月議会始まる。

 10年もののネタ仕込みに走り回っているうちに、あっという間に6月議会が始まった。国も現職大臣が議員会館で自殺されるなど、なにが起こるかわからない状況が続いている。

 京丹後市議会は無風なのか、嵐が吹き荒れるのか。どう見ても吹き荒れるべき状況にあると私は思うが、せめて、議会として最低限のチェック機能が果たされるよう、一議員として体を張ってみるしかない。

 初日、初っ端から、一人で専決処分されていた18年度補正予算に反対する事になった。

 専決処分とは、「緊急を要するため議会を招集する時間的余裕がない場合に、本来であれば議会が議決すべき予算や条例を、市長が議会に代わって決定するものであり、専決処分を行った次の議会で議会の承認を求める必要がある」というものである。

 今回の専決処分の内容を見ていると、不要額という事で減額になっているものが基本だが、その額が大きすぎると感じた。加えて、決算で行えば良いもの、専決ではなく、補正でするべきものなどが、意図的か、意図なしか(というか、意図なしにするはずがない)含まれてしまっている。(専決でしてしまうべきでないものが含まれていたことは、私は個人的に確認している。)

 私は、(微妙なレベルで疑問を持つものは細々あったとしても)総枠として、今回の補正予算(専決という部分を抜いたもの)については、賛成している。しかし、専決というやり方の中に、きちんと見えるところで議論、承認した上で執行してゆくべきものが繰り込まれてしまうようなあり方になってしまうのを見過ごすのは、議会の自死である。そうならないように、チェックがかかっているよ!ということをきちんと示すことを意図して、どうせ一人で反対だろうとわかっていて、反対した。最終的な決断は一瞬の事だ。反対討論もアドリブになるので結構大変だが、無会派ならではの身軽な動きだと思う。

 さて、その18年度補正予算で、ちょっと良い話。財政調整基金という一般会計の貯金が17年度末の19億5000万円と同額、18年度末で残せたようだ。これは、減るよりははるかにいい話で、19年度以降についてもプラスの話である。不要額が多すぎる気はするが、まあいい話ではある。

 ただし、今回の補正で財政調整基金から崩した9億6000万円を戻したわけだが、6月で一気にやらないで、例えば3月時点で5億円でもきちんと補正で減額していれば、19年度予算編成で下水道会計への繰り出し金を大幅に減額して平準化債を使うなどという禁じ手?を使わなくて良かったかもしれない。(後日詳しく書くが、19年度6月補正で信じがたい平準化債が予算化されている。)

 また、見かけ上、財政調整基金は減っていないが、下水道会計への繰り出し金を減らして、平準化債3億円を借りて借金の繰り延べをしたのだから、全体でみると、財政調整基金を3億円減らしたことと同じである。見かけではなく、実態をきちんと見ておく必要があると私は考える。

 実は、この専決補正予算、ある議員さんに、一緒に反対しないかと持ちかけたら、「その通りだと思うが、孫も子もいる。勘弁してくれ」と言われて、爆笑。(おい!妻はどうしたぁ。) 終わってから「早川君すまんなぁ。」と言ってもらって、思わずほっこりしてしまった。不謹慎と思われる市民もおられるかもしれないが、まあ雰囲気を伝える意味だと言うことでお許し下さい。

 追加の情報提供。議会終了後、議会改革特別委員会が行われた。議員定数・報酬・政務調査費についての委員会としての最終決定を行った。

 結果は、以下のようなものだ。政務調査費については愕然とする結果。絶句している。

 議員定数 ・24人  賛成者7人
      ・26人  賛成者3人
      ・30人  賛成者3人

 議員報酬 ・38万円(現状維持)賛成者 全員

 政務調査費 ・交付しない 賛成者9人
       ・会派一人あたり年額12万円、議員一人あたり12万円
            賛成者4人

 途中まで、議員一人あたり月2万円と聞いていたのだが、いつのまにか会派と個人半々になっていたようだ。私は、会派に交付するのは必要ないと思う。特別委員会で先進事例として取り上げられていた栗山町でも個人交付である。選ばれた議員として、きちんと調査活動を行う事が基本であり、必要があれば、その中から会派に支出すれば十分だろう。まあ、そんな話も、どこへやら・・・だが。

 政務調査費が交付されることになっても来期からであり、今の議員が直接使えるわけではない。しかし、議員活動を若手議員が本気でやっていくためにはどう考えても必要であり、月5万円あっても私はいいと思う。問題になっているような大きな市が月60万円とか、お手盛りでもらっているのとは次元が違う話である。

 自分で調査し、勉強する必要がないだとか、38万円の報酬(手取り25万円。経費を除けば私の場合15万程度)から出せばよいだとか、別の収入や蓄えがしっかりあるべきでそんなものを当てにするべきではないという意見もあるのかもしれない。また、市民の苦しい状況を考えると、議員への政務調査費など抵抗が大きすぎるなどという判断もあるのかもしれない。

 確信を持って明示しておこう。議員としてきちんと勉強し、リスクを背負って行動すれば、数百万円数千万円の経費削減、有効利用などすぐ出来る。そういうプロ意識を持った議員をもっと育てた方が、市民にとってよほどメリットが大きいのではないか。市民が求めるべきは、フルタイムで議員活動をがんばるプロフェッショナルな議員ではないのだろうか。

作成日: 2007/06/04


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