メインメニュー
早川リポート 最近の投稿

 rss
 rdf
 rss2
月別早川リポート
ページカウンタ
Copyright
早川まさてると丹後の未来を語る会
Tel:0772-79-2020
Powered by
(有)創造工房
HAYAKAWA
 Masateru
© 2001-2008
印刷物等への無断引用はお断りします。

2007年7月28日(土曜日)

し尿料金支払い方法を変えても??

し尿料金支払い方法を変えても??

 2,3日前、新聞折込に「8月1日からし尿の汲み取り料金の支払い方法が変わります。」というチラシが入った。ご覧になった方も多いと思う。が、私はこれを見て、実に稚拙な対応であると感じた。制度を変えるときには、素早くするのは悪いことではないが、原因追及、これからの方向性をきちんと見極めて制度をいじらないと、事態がさらに悪化することすらあり得る。

 もちろん、このあわただしい動きは、市民からの指摘を受けて調査を開始し、2月9日に今回の告発の対象となった不正行為を確認し、2月28日に部長の指示で業者に出させた「顛末書」を部長が市長に見せずにお蔵入りさせ(と部長は全協で発言したが、私は信じていない。)3月末に報告を受けた市長が4月頭に市長の個人的弁護士でもある市の顧問弁護士(事務所?)と警察に相談し、何故か6月議会も挟んで3ヶ月のロスタイムを経て、コモンズという雑誌にこの問題が掲載されるという直前になって、警察への告発、全員協議会での議会への報告が行われた、<京丹後市長が、市がし尿収拾運搬業務を委託している業者の社員(当時取締役)を詐欺罪に該当するとして告発した>事象に対する対処である。

 先ずは、市の改善策を見ておく。

「し尿のくみ取り料金支払方法」変更などのお知らせ

掲載期間:    2007年7月27日    から    2007年8月26日    まで

     8月から、し尿処理券(チケット)の取り扱いを次のとおり変更しますので、ご理解とご協力をお願いします。

◎8月からの「し尿のくみ取り料金支払方法」
 ,み取りの収集員は、チケットの受け取りは行いません。
    (現金の受け取りも行いません)
      ↓
 △み取り終了後、収集員が「汲取作業報告書兼料金等お知らせ」・
  「封筒」(料金受取人払)・「お願い文書」をお渡しします。
      ↓
 「お願い文書」の内容により、料金分のチケットをご購入いただき、
  「封筒」にチケットを入れ、切手を貼らずにポストに投函してください。
      ↓
 じ綟、衛生センターから「汲取作業報告書兼料金等お知らせ(センター控え分)」
  に受領印を押して返送します。


〜計画収集と口座振替のご案内〜
■計画収集とは
 衛生センターで把握している各家庭や事業所のくみ取り周期により、定期的にくみ取りにお伺いするもので、
便槽のたまり具合の確認やくみ取りの申し込みの必要がありません。
 ※緊急の場合は、衛生センターへご連絡いただくことで、くみ取りにお伺いします。

◎計画収集の申込先
 市民局窓口または衛生センター

■口座振替もできます
 口座振替は、税金や水道料金などでも行われており、チケットの購入や送付といった手間がなくなります。

◎口座振替手続き
 市内金融機関で口座振替依頼書(金融機関および市民局窓口にあります)によりお手続きしてください。
 手続きには、金融機関の口座名、口座番号、金融機関への届出印が必要です。

 「計画収拾と口座振替への変更をお勧めする」ことは、よいと思う。市の側も汲み取り計画を平均して立てられるし、市民も料金の支払いの手間が楽になる。

 しかし、そもそもチケット制が何故採用されたのか、そしてその効果、問題点は何だったのかを押さえておかねばならない。

 (出張先で記憶に頼って記述しているため、若干不正確になるかもしれないので、ご容赦いただきたい。)

 チケット制採用の理由は「現金で収拾した場合、(大変失礼ながら)現場で作業にあたる方に現金を取り扱っていただく事によるトラブルがあり得る。チケットにすることによって、それらが回避でき、また、網野町で発生していたような巨額の滞納(数百万に及ぶものもあったと説明を受けている)は発生しなくなる」ということだったと記憶している。

 ところが、現時点で現金による徴収(作業員が現金を受け取り、チケットを立て替えて購入して支払う)が50%以上になっていると報告された。

 チケット制の持つデメリットは、チケット販売店への手数料が発生すること、市民がチケットを購入して保管しておく必要があること(これを補完するために、後日の郵送という仕組みが追加された)の2点が考えられる。また、チケット制で不払いがゼロであると言われていたが、これは概念上のこと(チケットを購入した時点で支払っており、不払いはあり得ない)であり、現実には、チケットを渡さない利用者の分を委託業者が調整していたという話も聞いている。

 加えて、今回の告発されたケースを分析すると、実際の汲み取り量と異なる数値を市民に示し、差額を得ていたのだから、チケットであろうが、現金であろうが、同じ事であった。

 従って、今回のケースに対処するには、電磁流量計(VCメーター)によるプリントアウトした請求書だけが有効で、旧町時代の古い手書きの領収書(請求書?)は無効であり、使ってはならないものであることを周知徹底すれば事足りる。

 確かに、作業員が現金・チケット共に関わらない形にすると、作業員がポケットに入れてしまうことの発生は防ぐことはできる。(私は、このようなことは他の作業員さんには関わりのないことで士気を削ぐ大変失礼な表現だと思っているが、ご容赦いただきたい。)しかし、このやり方にすると、チケットを使うこと自体の意味合いがなく、(他の税金・利用料と同様、市の窓口で支払うか、振り込み、または自動引き落としにすればよい)市民の使い勝手の悪さと、不要なチケット制度を維持しているためのコストのみが残される。

 加えて、当初の重要な眼目であった、「不払いの撲滅」についての対策は、(未払いがあると次回汲み取りに行かないなどの方法はあるにしても)ゼロに戻ったようなものである。

 そして、現場がチケット制を知っていながらも、現金を受け取るケースがあった背景に、チケットを買いに行ったりすることが難しい高齢者世帯などのフォローの意味があったことも忘れてはならない。ごく一部に、作業員さんが立て替えて買ってあげたりするケースがあることは私も実は知っていた。(もちろん、50%を超えるレベルなどという話ではない。)今回の制度変更は、この部分を切り捨てた?というときついが、視野に納めた整理とは言えないだろう。

 移動しなければならない時間が来てしまった。わかりやすく整理する時間がとれないが、早く市民に伝える方が優先と考え、アップする。後日、もう少し課題を整理し、私なりの代案を提起してリポートしたい。

 最後に、電磁流量計の誤差の問題を再掲載しておきたい。私は、はるかに大きな問題になる可能性があると指摘しておく。

 ・顛末書に、「VCメーターは不具合が多く、何度も調整しているが、15〜30%VCメーターが多く出る傾向があり、その隙間が利用された」との記述があった。(場長より、タンクローリーについている目盛りを目視で調べたら、誤差は10%以内であったとの報告あり。私はあきれかえっている。その目盛りを見ても不正確だから、高いお金を払ってVCメーターを付けたはずである。それを外に付いた目盛りを目視で見て、電磁流量計の誤差を評価できると言うことになる。加えて、もし10%でも誤差があるなら、市民は市に過大な手数料を支払ってきたことになる。)

作成日: 2007/07/28


2007年7月27日(金曜日)

お金をかければ情報化が進むわけではない

お金をかければ情報化が進むわけではない

 正直言って、私もとても驚いているのだが、最新のIT技術は非常にお金と手間をかけずにすごいことができるようになっている。一昔前なら何千万円かかったかなということが、数百万は当たり前。ちょっと?勉強して上手く組み合わせてゆけば、センスのいい人なら無償のソフトを組み合わせるだけで実現できてしまうことがたくさんある。私のHPに使っているxoopsというCMS(コンテンツマネジメントシステム。ホームページのコンテンツを管理する仕組みです。)も無償であり、通販のシステムから、googleの地図連携まで、びっくりするぐらいのことができてしまう。

 先日、定期購読(無料)しているメルマガを見ていたら、下記の情報があった。まあ、見て欲しい。そして、「出張JAWS」http://fairyware.jp/jaws/ をちょっと使ってみて欲しい。これがゼロ円10人日で作られている。

マッシュアップがもたらすシステムの破壊と創造  第1回 10人日、ゼロ円の衝撃

●黒田氏が開発したマッシュアップ・アプリケーション「出張JAWS」 

 出張JAWSは、出張する際に必要となる、往復の経路やホテルの検索から予約、さらには出張計画書や報告書の作成などの一連の作業をこなせるサイト。Ajaxなどの技術を用いることで、画面を再生成することなしに作業を終えることができる。

 日経コンピュータの依頼で出張JAWSを使ってみたシステム部長やITベンダー幹部は、「なかなか完成度も高い。これだけのシステムを作ろうとすると500万円から800万円はかかるのではないか」と口をそろえる。

APIを使うことで無料・超短期に
 実は開発にかかったコストはゼロ円。北海道庁の企画振興部科学IT振興局情報政策課で主査を勤める黒田哲司氏が、5種類を超すWebサービスAPIを組み合わせて独りで開発したものである。開発期間も、土日の休みを延べで10日ほど使っただけだ。

 これを可能にしたのがマッシュアップだ。黒田氏は、GoogleMapsやHeartRails Express、RailGo、じゃらんWebサービス、ホットペッパーWebサービスなどのWebサービスAPIを採用。これらによって、出発地や目的地の名称から緯度・経度、最寄駅、到着駅までの乗り換え経路、目的地近くの宿泊施設、レストランを表示できるようにした。しかもこれらのWebサービスは、いずれも無料で利用できる。

 さて、我々がこれからすべき施策、ITの取り入れ方はどのようなものであろうか。

 必要なコストは(お金があればである。お金がなければ、破産してまでやることではない)かければよい。が、本当に必要なことなのか、本当に必要なコストなのか、もっと智恵と工夫で安く早くできないのか、ITはわからないと思考停止になっていないか(変化が早いのは事実だが、技術の細部は別にして、トレンドを掴み、本質から判断することはできる。)をチェックしなければ、鴨が葱を背負っているような状態になる。

 以前、このリポートでも紹介したが、(Rubyにはまって)京丹後市でも少し試みが始まっている。

  京丹後市のホームページ GoogleMapを利用した市道等新設・改良工事進捗状況   

 先ほどの「出張JAWS」を作るのに、通常だと500万から800万円かかるという。これが概ね今の相場観であろう。これをゼロ円10人日!で作ることも可能な時代である。

 7月2日付「恥を忍んで報告する」 でリポートしたが、京丹後市が導入する戸別受信機物品管理ソフト629万円(仕様を見る限りにおいては、私でも半日もかからないと思える。)が如何にお高いものであるのか、わかっていただけることと思う。

作成日: 2007/07/27


2007年7月20日(金曜日)

全協で愕然。

全協で愕然。
 
 愕然としていてもしかたないので、前に走る。

 1)蒲井・旭振興計画/事業計画について

   ・アワビの陸地養殖    7400万円
     ふぐの陸地養殖からの変更
   ・海流調査             300万円
   ・家の奥川改修        3500万円
   ・都市農村交流拠点・環境発信拠点施設整備
        (クラインガルテン・ツリーハウス)9300万円
   ・地域振興交付金  4億円
    (風欄の館別館新築工事)
   ・湊漁協への地域振興交付金7000万円
    (観光定置船)
  合計 6億7500万円
 (内、補助金7537万円、起債9360万円、一般財源3602万円)

 3月議会で20億円と言われていた内容が6.7億円に圧縮されたと言って良いだろう。トータルでは、一般財源と公債費返済で概ね6000万円ぐらいの真水が必要となる。この他に久美浜湾岸周辺環境整備事業、道路整備、コミュニティづくりで21億円程度の事業が継続のものとしてあげられている。

 ポイントは、トラフグがクロアワビに変わったことと、市が建設するという設定だった風蘭の館10億円が関電からの寄付金をまるごと交付金として、地元の電源活性化協議会に渡し、それを元に地元が風欄の館別館を建てる形に変わったことであろう。

 正直、私は3月議会で「あほがたらいで」がんばった成果があったと思う。概ね、私の腑にも落ちる形になりつつある。とにかく、関電からの寄付金が地元の皆さん全体の活性化につながる活用のされ方になることを心底願っている。市も、そうなるように、本当に役に立つ形で使われるよう関わってゆく責務を持っているはずだ。交付金をしたから監査はするなどという程度の「形」のレベルであってはならないのではないかと思う。

 なお、風蘭の館は現在指定管理制度で運用されているが、市からの指定管理料なしでがんばってもらっている。これは素晴らしいことだ。市は、今回の交付金で建てる部分は指定管理ではなく、地元が(指定管理料なしで)がんばってゆくということを明示しているが、他のエリアの観光業との連携も含め、調整して、できるだけ活性化するように(金銭面ではない)助力を精一杯して欲しいと思う。

 3月議会の質疑で、「1)風欄の館別館を新築した際の経営見通しは?  → 市長:定め切れていないからこそ平成19年度当初予算に組めていない。成り立つようにこれから工夫してゆく。」という答弁があった。これは逆説的ではあるが、正しい。

 そして、今回、「アワビの陸地養殖」「クラインガルテン・ツリーハウス」という2つのハコモノをするにあたって、経営計画を教えて欲しいと質問した。
 答弁は、「アワビは最終的には2万個/年で純利益540万円を目指す」「クラインガルテン・ツリーハウスはこれから詰める」というものであった。

 はっきり言って情けない。ハコモノを作り、指定管理としてゆくということは、今の時代、経営計画があって事業計画を立てるべきものである。もちろん赤だったら絶対だめなどという話をしているのではない。どのようなことを実現するために、どのような経営が行われ、どこまでの負担を覚悟しておけばよいかを認識した上で行動すべきだということが言いたいのだ。

 市長に確認したところ、予算として議会の承認を求める9月議会までには作成し、示すという答弁であったので、それを待ちたい。が、例えばクラインガルテン(私は好きである。やりたい事業ではある。)を10棟つくっても、月5万円の家賃で全部埋まって年間600万の売上である。これを行う事業費は、ハコモノ部分だけで9300万円ということになる。補修や管理人件費、好評だった場合の今後の拡張など、描いた上での事業であって欲しいのだ。

 2)ブロードバンドネットワーク整備事業計画について

 ため息が出る。が、がんばってリポートする。

 2つの大きなポイントがある。一つは、連結決算・自治体財政健全化法が来年度決算から始まる状況の中、今の事業計画に基づいた見通しの中で、本当に大丈夫かどうかである。そして、もう一つは、光ファイバー全戸敷設のやり方が本当に必要かどうか、身の丈に合っているかどうかである。

 1つ目の連結決算の観点であるが、状況が判断できる資料は皆無であった。参考資料として、連結決算ベースでの実質赤字収支比率試算が提示してあるが、数値はH17,18のものである。ということは、今後の見通しは読み取れない。

 加えて、「実質赤字比率」「連結実質赤字比率」「実質公債費比率」「将来負担比率」という4つの指標が新しく導入されるのだが、他の3つの指標は、示されてもいない。将来負担比率は、第3セクターのKTRも対象に含まれるはずだ。

 というわけで、3億円で久美浜の一部を開始することの可否や長期的財政の観点からの評価が可能なデータは提示されたとは思えない。が、市長は、これをもって付帯決議に対する議会への対応をしたものとして、業者発注に取りかかる構えである。

 気になるところをピックアップしておこう。下水道への繰り出し金であるが、H18が9.2億円、H19が6億円、これ以降が6.1億〜6.4億である。なんと例の平準化債(借金先送り)を毎年使い続ける前提である。予想した最悪パターンである。病院への繰り出しは、H17が4.5億、H18が7億(といっても3月補正で2.3億円積み増した)、H19が7億で、毎年増額してH22からは8億円とする計画である。これを見るだけでも、背筋が寒くなる人もいるだろう。

 2つ目のポイントであるが、日本の9割が超高速ブロードバンドになるのでそれを導入したいという話を部長・課長・市長は強調していた。私が、ADSLではできない光ならではの超高速の利用方法は何かとたずねたら、課長が答えたものは、双方向の映像転送(テレビ電話)のみであった。ほんとにこれ一つしか出てこなかった。確認しても、これだけであった。確かにADSLは高速であっても、上り方向(こちらが大きなデータを流す時)には比較的遅い特性を持っている。

 が、そんな転送速度が必要なのは、ハイビジョン映像でも家庭から流してテレビ会議するぐらいしか、私には使い道は考えつかない。これを必要とする家庭・企業が、全世帯の内、一体何世帯あるのか。違法なビデオなどのWinnyでデータのやりとりをするのが早くなるぐらいのことである。

 市長も超高速が標準だとか、これからの可能性がとか、力説していたが、私は、あの集団の中ではもっともこの分野を理解している一人であるという自負はある。はっきり言っておくが、光のブロードバンドはあってもかまわないが、なくてもかまわない。戦略なきブロードバンドやCATVの導入は都会に吸い取られるルートを家庭の中、それぞれの部屋の中にまで造るだけのことになる。そして、そのフルスペックはとてもでないが、普通の人には使いこなせないし、必要ない。本当に標準・必須になっている頃には、ほっておいても、NTTが今のメタルを自ら光に変えてしまっているだろう。無責任だが、断言しておく。(電線の耐用年数がいずれ来るのと、非常に高価な交換機を廃止して、IP電話方式に変えて安価な資本投資に移り変わる以外の選択肢は多分ない。その中で、ここだけメタルで交換機などということはあり得ないだろう。今でも、45億円の数分の一のインセンティブで全市可能になるという話もある。)

 なんだか、高価な布団を買わされた方が、一生懸命、聞きかじった布団の効能を説明しているのを聞いているような気分であった。指摘しようと思ったが、気力が萎えた。(別に高い布団が無駄と言っているのではない。使い手の理解や使い方を選ぶだけだ。)

 そして、私は愕然とした。この重要な問題、加えて財政の連結決算に絡んだ資料が提出されているにもかかわらず、質問者はなんと私と松本経一議員の、たった、たった2人であった。

 非常に重要な意味を持つ全員協議会の質疑は終了した。

作成日: 2007/07/20


2007年7月19日(木曜日)

越中沖地震と柏崎刈羽原発

カテゴリー: - 早川まさてる @ 23時41分02秒

越中沖地震と柏崎刈羽原発

 知っておいた方がいいことがある。

 朝日新聞の記事である。

地震の柏崎刈羽原発問題 欧米原発国でも論議
2007年07月19日09時23分

 新潟県中越沖地震の影響で、東京電力柏崎刈羽原発で放射能を含んだ水が海に流れ込んだり、火災が発生したりした問題は、海外でも大きな関心を呼んでいる。多くの原発を抱える欧米では、日本の原発の安全性や隠蔽(いんぺい)体質を厳しく批判するメディアの論調に加え、自国内の原発の安全性をめぐる議論にまで発展している。 (以下略)

 今回の地震で柏崎原発の状況についての情報は、だんだん悪化している。原発敷地内で地面が波打っているという情報もあり、環境への放射能の放出がないという報告からから6万ベクレル、そして、1.5倍の9万ベクレルへと増加している。しかし、環境への放射能放出を検知するはずのモニタリングポストは検知していないという報道がなされていたはずだ。

 東海地震の断層の上にある浜岡原発での地震災害は許されない。右も左も真ん中も関係ない。国民と国土を守るために、事実から対策を打つ必要がある。

作成日: 2007/07/19


明日の全協に向けて勉強すると・・・

明日の全協に向けて勉強すると・・・

 過去の切り抜きを引っ張り出し、手元の財政資料、やっと入手した第一次総合計画の実施計画などを読み込もうとするのだが、めまいがする。正直、たまらない状況にある。

 手抜きをして、検索してみた。概略を再確認するために見て欲しい。6月28日のブログ「病院はいつまでもつのか!連結決算から見た京丹後市の将来」も思い出していただけたら幸いである。

山陰中央新報の論説

 総務省は年内に、健全度を測る四指標の基準をつくる方針。自治体は二〇〇七年度決算から指標を公表、〇八年度決算から健全化計画や再生計画の作成を迫られる。

 財政の健全化を示す指標は、これまでは普通会計が主な対象だった。今回の指標では、赤字が多い下水道といった公営企業や第三セクターなどの会計まで拡大した。

 ルールの大幅な改正であり、自治体の中には戸惑いもある。総務省は地方の意見を十分聞いて基準を作成してもらいたい。必要があれば、総務相が自治体に勧告できることになっているが、介入は極力控えるべきだ。あくまで自治体の自主的な判断と行動に任せることが基本であり、その意味で住民と議会のチェックが重要になる。

 指標として新たに導入するのは「実質赤字比率」「連結実質赤字比率」「実質公債費比率」「将来負担比率」。実質赤字比率は普通会計が対象だが、連結実質赤字比率は公営企業や国民健康保険などの公営事業会計も対象になる。

 実質公債費比率は、ごみ処理事業などの一部事務組合や広域連合の事業会計まで拡大。さらに将来負担比率では、土地開発公社や観光関係などの第三セクターの債務保証や損失補償額まで加える。

 夕張市は、巨額の一時借入金を特別会計間で操作するなどし、最終的に普通会計の黒字を装っていた。新指標ではこうした一時借入金や赤字を隠すのは困難になる。


 この指標を既存の公開データから私が見積もるのは、不可能ではないのだろうが、あきらめた。市がきちんと提示すべきものである。が、おおづかみ、危険な水域にあることはそれほど外れていないだろう。「将来負担比率」では第三セクターの債務保証や損失補償額まで加えるのだから、KTRを把握しないと見えてこないが、見るまでもないのかもしれない。

(ちなみに、このルール変更に伴って、監査委員さんの仕事も質が変わってくる。責任の重大さはシビアなものがある。もちろん、議員もだが。「監査委員の重い責任 〜自治体財政健全化法を機能させる〜」)

 危惧するのは、明日の全員協議会で数年間の財務の見通しを提示しただけで、議会の承認を得たとして、久美浜の光ファイバー敷設3億円が走り出してしまうことである。実施計画については、事前に入手でき、読み込もうとしているが、長期の財務資料は当日配布である。そんなものを質疑が進行しながら把握し、理解してゆくことは不可能である。

 議会・議員と市当局の良識を期待したい。壊れてからは誰でもわかる。壊れる前に止めるためにチェック機関はある。

作成日: 2007/07/19


2007年7月18日(水曜日)

豊岡運動遊びのつどい

豊岡運動遊びのつどい

 先日、豊岡市で行われた「運動遊びのつどい」の記録を一部お見せしたい。

 豊岡市の取組と、今回の企画については、下記リンクでご覧頂ける。

豊岡市の「こころ豊かな子ども」を育成する取組
   幼児期における「運動遊び」事業
  〜運動好きな子どもは「こころ」も育つ〜
http://www.city.toyooka.hyogo.jp/undou/index.html

運動遊びのつどい」を開催します!!
http://www.city.toyooka.hyogo.jp/undou/tudoi.html

 携帯の動画で記録したものを一部ご覧頂きたい。3人の方々の声を生でお聞きいただけると、気配として見えてくるものがあるはずだ。

 1部
   ・基調講演 柳澤秋孝 松本短期大学教授
     「子どもの脳の発達と運動の関係」
   ・実践発表 平澤豊満 長野県箕輪町町長
     「運動遊びにかかる長野県箕輪町の取組」

   ・トークセッション 〜長野県箕輪町と豊岡市の挑戦〜
     「できた体験が子どもを延ばす 柳澤運動プログラムの効果」

中貝豊岡市長
 

 教育行動計画(この中に柳澤運動プログラムも位置づけられている。)
  ・小技であること。
  ・総合的であること。  → 豊岡の不登校の子どもは6割減っている!
  ・実証精神で裏打ちを。
     
       子育てが楽しい町 豊岡を創ろう!

平澤箕輪町長

 柳澤運動プログラムは全てではない。しかし、必要条件というかベースになるものであり、間違いなく素晴らしいものである。実践しながら、子ども達が変わってゆくのを楽しみながら取り組んで欲しい。

柳澤教授

 私のところに全国からたくさん来られる方がおられるが、大体が保育士さんや園長さん。豊岡市や箕輪町のように行政のトップが積極的なところは伸びる。現場だけでは止まってしまう。トップダウンの効果はてきめんである。
 箕輪町は9園だが、豊岡市は幼稚園あわせて50園もある。どのように広げてゆくのか、課題だ。

 

 2部
   ・親子ふれあい運動遊び (柳澤教授の直接指導)

 これをやりたかったのです。このつどいに京丹後市も参加できていたらどんなに素晴らしかったか。北近畿教育連携が、全日本田舎教育連盟が設立できたかもしれない。まだあきらめてはいない。チャンスは残っているはずだ。

作成日: 2007/07/17


2007年7月16日(月曜日)

中越沖地震

カテゴリー: - 早川まさてる @ 23時56分27秒

中越沖地震

 柳沢先生達と10時過ぎにお茶を飲んでいると、先生の携帯に連絡が入った。「新潟ですごい地震が起こったらしい。」台風4号が通り過ぎてほっとしたとたんにこんな事が起きるとは、そして、ほとんど同じ場所でまたもや大地震とは・・・。

 台風4号、そして今日の中越沖地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げ、そして、命を失われた方々に心よりご冥福をお祈りしたい。

 今朝、9時に待ち合わせで車を止め、暇だったので車のトランクに手を置いてアキレス腱をぐぐっと伸ばしていた。(その姿を見た人が、わざわざ車を止めて「手伝いましょうか?」と来てくださった。一瞬意味がわからなかったのだが、車が故障して一生懸命押していると思われたらしい。人の親切な気持ちを感じさせていただき、とてもうれしかった。)そして、そのとき、ナンバープレートに貼り付けられたニコニコマークのシールを久しぶりに見た。これは2004年新潟県中越地震の際にボランティアで小地谷市を訪れた際、ちょっと一緒に遊んでいた小学生の子ども達がいたずらで貼り付けたものだ。なんとなく剥がす気になれなくてそのままになっていたのだが、暗示的だった気もする。

 今回の地震の規模、発生機序は、中越地震と似ているそうだ。思い出す意味も含めて、その際の(2004年の)写真を再掲しておきたい。おそらく同様の状況になっているのではないかと思われる。被害の有様や、これから始まるであろうボランティア活動のイメージを掴んでいただけたら幸いである。

http://www.tango-hayakawa.net/modules/xoopsgallery/slideshow.php?set_albumName=album24
http://www.tango-hayakawa.net/modules/xoopsgallery/slideshow.php?set_albumName=album25
http://www.tango-hayakawa.net/modules/xoopsgallery/slideshow.php?set_albumName=album26

(少しマニアックになるが、今回の地震のデータはこちらに詳しい。http://www.hinet.bosai.go.jp/topics/niigata070716/

 14日に、「林住期」という文章を書かせてもらった。そして翌日、NICU(新生児特定集中治療室)で病気と闘う新生児たちの番組を見た。産まれて間もなく旅だってゆく子達もいる。受け止めようと精一杯がんばっている両親の姿。

 80才なら80才なりの四季、40才なら40才なりの四季、20才なら20才なりの四季があるとは思う。しかし、あまりに早い旅立ち、災害での旅立ちをどう捉えて良いのか。天寿とは思いつつも、細井先生が講演されていた疼痛緩和に精神的、そしてスピリチュアルなフォローが必要というお話の意味を噛み締める。

 柳沢先生、平澤町長、中貝市長のコラボレーションによる講演会は、非常に印象深いものであった。後日、報告したい。

作成日: 2007/07/16


2007年7月14日(土曜日)

林住期

カテゴリー: - 早川まさてる @ 23時28分40秒

林住期

 臨終期?なんのこと? そんなストレートに死ぬ時期のことを話してるのかな?

 誰かが「臨終期をどう生きるのか、云々」と話をしている。えらく世の中、さばけてきたなぁと思っていたら、どうも「林住期」という事らしい。五木 寛之さんの本の題名で、売れているとのこと。

 「林住期」とは、人生を四分して、それぞれの時期における生き方を示す古代インドの思想の中で、「学生期」「家住期」と「遊行期」の間に当たる時期を指すらしい。

 検索してみたら、今、ガンで闘病中の小田実さんの文章を見つけた。(小田さんは闘病中というよりは、旅立つ前に言うべきことを発信中という感じを受ける。実は19才の頃、新入生歓迎の講演を小田さんに依頼したのだがみごと断られたことがあった。そのまま夜行の鈍行列車に飛び乗って東京から神戸に行き、「来てしまいました」と小田さんに会いに行ったことを懐かしく思い出す。結局講演は実現した。)

遊行期の「聖者」たち(小田実)
http://www.odamakoto.com/jp/Article/oiru2.html

 インドのヒンズー教の教えは、人生を学生(がくしょう)期、家住期、林住期、遊行(ゆぎょう)期の四期に分ける。

 学生期は、子供のころ、人生の準備期で、あとすぐ仕事をし、家庭を持ち、子供を育てる家住期に入り、やがて子供が大きくなって家を出て行くころから、仕事と家庭のしがらみを離れて自由に生きる林住期の一時期を過ごし、あとサトリを開いて「聖者」となった人間を除けば、たいていの人間は林住期の後家に戻る。あと何をするか―死ぬ。

 実は、高校生の頃、小田さんの「何でも見てやろう」という本に刺激を受けた。カルチャーショックなるものを受けてみたくなったのだ。20才の秋、地球の歩き方インド版が初めて出版された直後のころだが、20万円を握りしめて、インド(とタイとネパール)を1ヶ月半、一人旅をした。20万円といっても、16万円が航空券代。1ドル240円ぐらいの時だから、今で言うなら1ヶ月半の宿泊交通食費予備費、全部ひっくるめて2万円である。確か両親から餞別は頂いたと思うのでもう少しあったかもしれないが、初めての海外旅行としては地獄であることには変わりない。案の定、強烈なカルチャーショックと果てしない下痢の中、<コストパフォーマンス良くカルチャーショックを体験したい>という当初の目的は極めて順調に達成された。

 (後に、私の影響もあって多くの友人がインドを訪れた。中でも、ある女性が帰国後、私に「全然平気。あはは、楽しかったぁ。」とあっけらかんと語った時の衝撃は、今でも覚えている。)

 その激烈な衝撃にもがいている最中、ベナレスのガンジス川の川沿いで、人が白い布にくるまれ、井げたに組んだ木の上に載せられて焼かれてゆくのをずーっと見ていたことがある。焦げるにおい、頭に降り積もる灰、口のあたりをくるむ白い布が黒くなり、もわもわと立ち上る煙。井げたからはみ出て焼け損ね、ぼとんと落ちた足を加えて走る犬。焼き上がったのか生焼けなのか不明だが、長く伸びた背骨に数本の肋骨が付いたやつがぼよよんとしなりながらガンジス川に放り込まれる。

 25年前の正にこの場所である。

 え、骨ってあんなに弾力があるの?とか、死んだらあんだけのもんなんだ・・・とか、放り込まれた骨は川の中で山になっているのだろうかとか、川を流れてゆく服を着たぱんぱんにふくれた固まりは焼いてもらえなかったのかなぁとか、人の命は地球より重かったんじゃなかったっけ?とか、降り積もる灰を払いながら、ぼんやり考えていた。

 <死を待つ人の家>にも行かせてもらった。ヒンズー教では、死んでガンジス川に流してもらったら輪廻が終わると考えられている。死期が近いと感じたら、ここに来て静かに死ぬのを待つらしい。

 さて、難病を持つ友人がいる。彼は本来、いや普通ならとっくに旅立っていてもおかしくない。が、それなり(以上)に活動している。彼が先日話していた。「子どもも大きくなった。もう、元は取った。一日一日が生きているだけで丸儲けだ。」思わず吹き出してしまったが、納得できる。私も、まだ人生のミッションは残っている気がするので、いつでもどうぞという心境ではないが、そして、子ども達が全員成人するぐらいまでは家族の一員として生身でいてやりたいという気持ちもあるが、個人的人生の収支としては、丸儲けモードに入ったと、45才の自分としては感じている。

 吉田松陰 留魂録 第八章

 今日死を決するの安心は四時の順環に於て得る所あり。
 蓋し彼の禾稼を見るに、春種し、夏苗し、秋苅り、冬蔵す。
 春秋に至れば人皆其の歳功の成るを悦び、酒を造り醴を為り、村野歓声あり。
 未だ曾て西成に臨んで歳功の終わるを哀しむものを聞かず。
 吾れ行年三十、一事成ることなくして死して禾稼の未だ秀でず実らざるに似たれば惜しむべきに似たり。
 然れども義の身を以て云へば、是れ亦秀実の時なり、何ぞ必ずしも哀しまん。
 何となれば人寿は定りなし、禾稼の必ず四時を経る如きに非ず十歳にして死する者は十歳中自ら四時あり。
 二十は自ら二十の四時あり。
 三十は自ら三十の四時あり。
 五十、百は自ら五十、百の四時あり。
 十歳を以て短しとするは?蛄をして霊椿たらしめんと欲するなり。
 百歳を以て長しとするは霊椿をして?蛄たらしめんと欲するなり。
 斉しく命に達せずとす。
 義三十、四時已に備はる、亦秀で亦実る、其の秕たると其の粟たると吾が知る所に非ず。
 若し同志の士其の微衷を憐み継紹の人あらば、乃ち後来の種子未だ絶えず、自ら禾稼の有年に恥じざるなり。
 同志其れ是れを思考せよ。

死を覚悟して落ち着いていられるのは、四季の循環に思うところがあるからだ。
春に種をまき、夏には苗を植える。
秋になり収穫を迎え、冬になるとそれを蔵へ。
その歳の収穫を喜び、酒を造り、村々には歓喜の声があがる。
収穫期を迎えてその歳が無事に終わったもの悲しむ者がいるなどと聞いたことはない。
もうすぐ一生を終えようとしているときだが、いまだ何一つも成し遂げたものがない。
惜しむことなのだろうが、自分自身について考えれば、花が咲き、実りを迎えたときなのだろう。
十歳には十歳の、二十歳には二十歳の・・五十、百歳にも人生の四季というのもがある。十歳という命が短いということは、セミを霊木にしようと思うことだ。
百歳という命が長いということは、霊木をセミにしようとすることだ。
どちらにしても、天寿ということにはならない。
私は三十歳。人生の四季はもう備わっていて、花を咲かせ、実をつけている。
その実が単なる籾殻なのか、成熟した栗の実なのかは、自分の知るところではない。
もし、同志の中に私の真心を憐れみ、受け継いでくれる者があるならば、それはまかれた種が絶えることなく、穀物が年々育ち続けることと同じである。
君たちよ、このことをよく考えて欲しい。

 吉田松陰29才。処刑前日の文章である。

 さて、やっと本題である。

 7月11日に、久美浜病院主催で病院職員対象の研修会「医療安全管理講演会–終末期医療(疼痛緩和医療)について」という講演会があり、参加してきた。京都府立医科大学麻酔科助教授の細川豊史疼痛緩和医療部長の講演だったが、非常に素晴らしい内容だった。

 疼痛緩和についての概念を京都府立医科大学のHPから引用してみよう。

★疼痛緩和医療部の理念
http://www.kpu-m.ac.jp/hospital/practice/center20.html

「がん」克服のため最新の機器、技術、知識を駆使して、手術、化学療法、放射線療法が本院で施行されている。この治療過程において、薬剤、放射線などによる副作用である嘔気・嘔吐、息苦しさ、倦怠感、貧血、そして誰もがおびえる「がん」による強い痛み(がん疼痛)が患者さんに辛い思いをさせることもある。さらにこれらの耐え難い症状を背景に患者さんは不眠、不安、うつなどの精神症状に家族ともども苦しめられる。
 
かつて終末期医療という言葉があったが、我々の目指す緩和医療と同義ではない。「がん」の経過中に生じるすべての不快な症状、愁訴を緩和・軽減することが「疼痛緩和医療部」の目指す“緩和医療”である。厚生労働省は、がん診療拠点病院制度を設け、質の高いがん治療を行える施設を限定していく方針であり、その施設内で緩和医療が出来ることを義務づけている。がんの診断・治療・緩和医療は常に“三位一体”のものであることは、このことからも明らかである。

 (もっと詳しくは、こんなサイトもあった。身近にガンの人がおられる方には有用だと思う。http://www.shiga-med.ac.jp/~koyama/analgesia/analg-cancer.html

 私自身、10年前に父親をガンで亡くしており、終末期にはモルヒネを使いながら在宅で見送った経験がある。友人の麻酔科医からの電話でのフォローも得て、地元病院の先生に往診していただいた。そのとき、WHOの標準治療?なるものがあり、これを適応するだけで8割?の痛みは軽減できるという話を聞いた覚えがある。

 今回の講演で、その頃から色々と変化・進んだ面があることを知ることが出来た。メモなしの記憶なので、間違っているかもしれないが、印象的だったポイントを上げてみる。

・疼痛緩和は、昔は治療が難しい段階に入った人向けに行っていた(疼痛緩和をすると言うことは、治療をあきらめた?=終末期医療(ターミナルケア)と思われていた)が、今は、発見直後から不快な症状、痛みを取り除くことが大切であり、これによって免疫力、病気に立ち向かう力が強くなることが立証されている。

・押さえることが出来る痛みを放置して、疼痛緩和をしないということが法律に触れる可能性がある時代になった。

・痛みの原因は、全人的なものであり、精神的・スピリチュアルな部分まで広げて対応する必要がある。

・麻酔科医だけではなく、様々な分野の専門家・ボランティアが関わってチーム医療を行ってゆく必要がある。

 1/3の人がガンで亡くなる時代、他人事ではない。自分がガンになったら、当然告知は必須であり、疼痛緩和と免疫療法も必須である。知っているのと知らないのでは大違いの状況(患者さんが知らなかったら、未だに痛みを我慢しなければならない環境もある。)も現実である。

 久美浜病院がこのような講演会を開き、会場満員の職員の方達に積極的に働きかけていることに敬意を表したい。

 そして、どんな臨終期を迎えたいのか、どんな治療を受けたいのか、これは患者自身が選ぶことであろう。

患者の生き方を支える医療機関、医療のプロ集団を目指して邁進されることを期待している。

作成日: 2007/07/14


2007年7月13日(金曜日)

またまた全員協議会(7/20)

カテゴリー: - 早川まさてる @ 09時58分46秒

またまた全員協議会(7/20)

 7月は、定例議会もないのに6月よりも忙しいという説がある。(例年がではない。今年は何故かである。)

 昨日4時前、「市長から依頼があった」ということで、7月20日に全員協議会開催の通知が来た。

 議題は、以下の2つである。

   ゝ丹後市蒲井・旭地域振興計画について
   ▲屮蹇璽疋丱鵐疋優奪肇錙璽整備事業計画について

 ,砲弔い討蓮■碍邉腸颪韮隠固度補正予算として、久美浜原発を中止したことに関連する関電からの寄付4.7億円の使い道として、蒲井の風欄の館に50人程度宿泊できる施設を増設する計画があり、その頭出し?として1億1千万円を地元団体に交付し、温泉掘削を行う予算が提案された。

 私を含む数名の議員が、4.7億円の基金があるとはいえ、・市が宿泊施設を今の時代に作ることが認められるか ・本当に経営として成立するのか ・地元に本当にメリットが発生するのか ・全体計画と市の財政的状況 などの観点から異議を唱え、修正案を提出しかけたが、質疑の段階であまりにずさんで与野党?を問わず反対の声が多かったため、市長が取り下げるという結末を迎えた。詳しくは、過去のブログをご覧頂きたい。

アホがたらいで19年度予算
http://www.tango-hayakawa.net/modules/wordpress/index.php?p=117
アホがたらいで Part2
http://www.tango-hayakawa.net/modules/wordpress/index.php?p=118
蒲井温泉交付金 撤回!
http://www.tango-hayakawa.net/modules/wordpress/index.php?p=119

 この後の市の検討結果が、いよいよ提案される。今、掴んでいる情報では、基金を地元団体に交付する(市が補助金を加えて箱物などを作るという形ではなく、関電から寄付された4.7億円(内、7千万円は漁協)を市をパイプにして地元に渡す?)方向性のようだ。(確定情報ではない。今、私が掴んでいるニュアンスと言うことだ。間違っていたら修正する。)

 
 そして、△痢屮屮蹇璽疋丱鵐疋優奪肇錙璽整備事業計画について」がいよいよ出てきた。お忘れの方は、復習をお願いしたい。

予算緊急事態
http://www.tango-hayakawa.net/modules/wordpress/index.php?p=124
本当に厳しい状況に入った京丹後市
http://www.tango-hayakawa.net/modules/wordpress/index.php?p=125
全員協議会?? これでいいのか?
http://www.tango-hayakawa.net/modules/wordpress/index.php?p=126
一歩進んで二歩下がる。京丹後ひかり王国はどこへ行く。
http://www.tango-hayakawa.net/modules/wordpress/index.php?p=132

修正案を提案したときの趣旨説明が下記でご覧頂ける。まだご覧になっていない方には、是非、見ておいていただきたい。

 非常に大雑把にまとめると、「来年度末から連結決算で評価される時代が来る状況にあり、20年度の骨格予算以降、果たして総額45億もの事業が本当に載せられるのかどうか」である。もちろん、ブロードバンド環境と基本的なテレビ受信環境確保に光ファイバーが必須かどうか、45億円が適切な支出かどうかも、きちんと合意を取ってゆかねばならない。

 この説明の中で、今後の財政計画、大型事業の予定が明らかになる(はず)である。ものすごく大きな意味を持つ。私が昨年6月の一般質問で提起して以来、繰り返し、繰り返し指摘し続けてきたことが、やっと形になり、明らかになる(はずである)。

 今までの経緯はさておき、京丹後市の将来のために、今回の全員協議会、期待していたいと思う。

作成日: 2007/07/13


2007年7月10日(火曜日)

保育所 職員の新規・中途採用再開の必要性

カテゴリー: - 早川まさてる @ 09時14分28秒

保育所 職員の新規・中途採用再開の必要性

 私は、保育所の職員年齢構成を見ると、可及的速やかさで、新規採用・中途採用を再開すべきだと考える。前回の保育所△離哀薀佞鮓ていただければ一目瞭然、正規職員が現在でも不足しており、団塊の世代が退職するに従って、あっというまに正規職員の不足、所長クラスの職員の不足が襲ってくる。

 新規採用はもちろんであるが、中途採用で、丹後または都市で、保育士の経験を積んだ人材にUターンしてもらうことも大切だと考えている。現在、臨時職員として働いていただいている方達からも、意欲ある方が正規職員となることも大切である。
(ただし、給与体系についての検討が重要な意味を持つ。これらを踏まえるためにも、一刻も早い本質を踏まえた全体計画が必要なのである。)

保育所給与と年齢分布

 健康と福祉の審議会で、下記のような答申がなされている。

保育所の運営と施設の適正配置について(答申)
(平成17年12月20日)

(3)市立保育所職員とのかかわりにおいて

 現在の職員をめぐる状況から見れば、保育所の適正配置等の検討に先行して職員数の減少が進み、設置者としての責任を全うすることが困難ともなりかねない。

 中長期的な適正配置計画等との整合性を保ちつつ、時々の状況に即応できる体制整備も必要であり、そのためには職員の一定数の確保や臨時職員の処遇改善などの検討が求められる。

 その通りである。答申通りにしなければならないと言うことはない。しかし、答申の内容をきちんと検討し、判断をすべきであろう。

 市長の答弁は、「50才以上の職員が(全員ではないにしても)定年退職まで残っていれば(3年間新規採用をしなくても)対応が可能。」というものであった。

 行革の職員の適正化計画においても、「職員数の縮減は、平成21 年度末までは原則として消防職以外の退職者不補充により行うものとする。ただし、施設等運営に必要な専門的職種において支障を来たす減員が生じる場合は、次の表によることなく、財政健全化指針に定められた年度毎の人件費総額を超えない範囲内で、当該職に従事する職員の確保を行うことも可能とする。」とあることを指摘し、早期の採用再開について考えるべきだと指摘したが、総務部長の答弁では、「人件費総額の予定を現実として超えているので、幾分かでも採用して欲しいと思いつつも、採用は出来ない。」というものであった。

(本当は、総務部長ではなく、保健福祉部長が、保育所全体を見渡した中での意見を言って欲しかった。また、人件費総額が行財政計画の予定額を超えているということは、勧奨退職などが上手く進んでいないということでしょう。残った人の人件費総額が行革で定めた金額になるように割り算をして、給与カット額を決めていたはずです。そもそも、5年間での220人の人員削減も、積極的削減ではなく、定年での単なる退職予定者数であり、新規採用をしないから220人となっているだけのものです。これは人員削減ではなく、単なる新規採用ストップですね。5年間もの採用ストップが与える影響は、相当厳しいものになります。)

 どのような形で市立の保育所を維持してゆくのか、正規職員・臨時職員・パート職員の勤務・給与のあり方、求められる子どもが育つ場としての保育のあり方など、全体像を描くことが出来ていない中、行革で決めたからと言うことで一律に(運営に支障が出るにもかかわらず)採用を抑制する。早期退職・人件費抑制を進めなければならないにもかかわらず、高年齢の職員が定年前までいてくれたら・・・云々という訳の分からない答弁が飛び出してくる。一部民営化についても、後に述べるが、現時点で進めることは京丹後市全体の保育にとってはマイナスの結果になる可能性が高い。

 きちんとした理念、検討がバックにないことは、答弁の気配を見ていただければ、はっきりするだろう。

作成日: 2007/07/09


2007年7月9日(月曜日)

保育所◆(欅藹蠖Πの年齢構成・人件費

カテゴリー: - 早川まさてる @ 09時57分21秒

保育所◆(欅藹蠖Πの年齢構成・人件費

 7,8日と、日本青年会議所の近畿大会が京丹後市で開催された。一通り参加させてもらったが、少ない人数でよくぞここまでがんばったと感じた。また、特に7日夜の八丁浜で行われた大懇親会は、各地からの持ち寄りがずらっと並び、地元の方達も総出で応援した素晴らしいものだった。天気が持ってくれて本当に良かったと思うが、海沿いの公園の活用方法として、新しい流れを感じた方も多かったのではないかと思う。JCの皆さん、ご苦労様でした。

 さて、保育所問題である。

 先ずはグラフを読み込んで欲しい。保育所の正規職員、臨時職員、パート職員の年齢層別人数である。保育所の問題として取り上げているが、市役所全般の問題とも共通である。

img468aed012fdb6.gif
img468aed1fd06b5.gif

 いかがであろうか。京丹後市が保育所を保持していくのであれば、この何年間かで団塊の世代が退職すると明らかに職員が不足する。既に現時点でも臨時職員の比率は高く、かなり無理がある。

 また、正規職員と臨時・パート職員の給与格差が非常に大きい。

 この状況に対して、市長の見解は、以下のようなものであった。

「50代の皆さんが多いと感じるが、あと3年退職不補充。それ以降不補充もということではないが、統合も、一部民営化も計画に掲げているので、そういったことの中で、適正な保育が益々出来るように努めていきたいと思っている。」

 私はこの問題を事前通告し、HPにも資料を事前に掲げて質問している。検討した答弁とは思えないし、トップとしての責任ある発言とも思えなかった。5年間新規採用がなければ、組織の形がガタガタになるのは一般職も同じだが、市の保育というものが成立しない危険性を秘めている。それをきちんと検討した上で、リスク管理を行いながら不補充を実施してゆくことはあり得る。が、市長の答弁を聞く限りにおいては、十分な検討、リスク管理が行われているとは思えないのである。

 実は、同等の資料を基に、同等の質問を18年9月議会でも行っている。答弁の内容は全く進歩がない。検討して、対処できることが見えて進めるなら良い。検討すら行えていないことが答弁からは伺えるのである。

  GoogleVideo

 続く・・

作成日: 2007/07/09


2007年7月5日(木曜日)

市長が委託先会社員を告訴

カテゴリー: - 早川まさてる @ 17時33分32秒

市長が委託先会社員を告訴

 今日の全員協議会の速報をアップする。

 正直、唖然とする状況にある。本質は、京丹後市の危機管理能力である。もちろん今回の告訴対象となった個人・行為については市民に対する背信行為であり、刑法に触れる(可能性が高い)行為である。論外だ。

 何故、こんな事があり得てしまったのか、そして、そのことを察知した段階から今まで、何故これだけの時間がかかり、これだけの内容でしかないのか、そのバックにある組織体制、危機管理能力、トップとしてのあり方、職員の士気。今日の市長の答弁の中にはその意識は私には感じられなかった。

 本質の話は、さておき、今日の内容を・・・。(私のメモと配布された唯一の資料の告発状から起こすので、完璧ではない可能性があります。そのような理解を持ってお読み下さい。)

 先ず、市が説明した内容の概略である。

 ・京丹後市長が、市がし尿収拾運搬業務を委託している○○株式会社の社員○○を詐欺罪に該当するとして、告発した。

 ・告発事実は、今年2月9日、実処理手数料5800円のところを13200円を請求し、不正にだまし取っていたことである。その際、バキューム車のVCメーター(電磁流量計)で印字される領収書で行うべきところを旧町時代に使っていた手書きの領収書を使用した。

・被告発人は、平成13年6月にVCメーターを搭載した当時から、峰山町安・西山・小西・菅・新治・二箇・久次・五箇・鱒留・長岡区の範囲において、不正を行っていた。(明確な証拠がある一件のみが告発されている。)

 次に、議員からの質問で明らかになったこと(のピックアップ)。

 ・被告発人は、委託先会社の社長実弟であり、当時取締役であった。

 ・市民から、料金が高いのではないかとの指摘があり、調査した。2月9日に告発事実の事例を確認して確証を得、3月下旬に市長に報告し、4月頭に警察と相談した。(今は7月である。突然の全協をしてまでの動きはそれまでののんびりとした動きとは気配が違いすぎ、理解できない。また、今まで何をしていたのか、何故すぐに対処しなかったのか、よくわからない。)

 ・2月28日に担当部長の要求に応じて、業者が顛末書を提出したが、内容が納得できるものではなかったので、市長には見せていなかった。(後ほど、後日見せたと修正。これがほんとでも嘘でも、組織の危機管理としては信じがたい状況にある。)

 ・顛末書では、5年間で不正の総額は102万4800円であったと報告があった。(市の見解ではない。)

 ・4月に警察と相談して以降、業者と直接のコンタクトはしていない。(・・・・・)

 ・対象となりうる世帯数は、1500世帯?

 ・顛末書に、「VCメーターは不具合が多く、何度も調整しているが、15〜30%VCメーターが多く出る傾向があり、その隙間が利用された」との記述があった。(場長より、タンクローリーについている目盛りを目視で調べたら、誤差は10%以内であったとの報告あり。私はあきれかえっている。その目盛りを見ても不正確だから、高いお金を払ってVCメーターを付けたはずである。それを外に付いた目盛りを目視で見て、電磁流量計の誤差を評価できると言うことになる。加えて、もし10%でも誤差があるなら、市民は市に過大な手数料を支払ってきたことになる。)

 ・料金は、条例では銀行引落かチケット手渡し、チケット郵送で支払うことになっているが、今回の事例は現金で支払っていることによって発生しており、現金での支払いは50%以上になっている。(驚くべき状況にある。)

 ・「2月に発覚して今の報告であるが、全協での資料が告発状のみでは少なすぎる。議員に対して、きちんとした資料提供や情報提供が出来ていないのではないか。何故、警察向けの告発状しか資料がないのか」との質問に、担当部長の答弁は「別段理由はない。」との事であった。(昨日起きた事件に対する全協ならあり得るが、理事者側からの最初の説明の内容、レベルも、現時点での全体像がわかる資料もないことも、私は信じがたいレベルだと思う。私以外の複数以上の人数の議員からも、議会軽視だとの声が上がっていた。)

 ・市長や組織の責任を問う質問に対しての市長の答弁は、市民に対するフォローと原因究明・再発防止を進めるということのみで、この事件が発生した本質や組織のあり方、危機管理の面についての発言はなかった。

 市民から手数料を不正にだまし取っていた行為は言うまでもない。が、市の組織力、危機管理能力、トップの危機対処能力をみごとに反映した事象である。市民の皆さん、職員の皆さんには、深いレベルから状況を読み取って欲しい。情報提供を期待します。

作成日: 2007/07/05


委託業者の不祥事?!

カテゴリー: - 早川まさてる @ 08時47分55秒

委託業者の不祥事?!

 昨日4日、緊急のFAX連絡(16:56発)で、今日の午後1:30、全員協議会が開かれることになった。テーマは、「委託業者の不祥事について」とのことだ。

 議会事務局に確認しても、内容がわからないとのこと。こんな事はかつてない。

 取りあえず、参加する。

作成日: 2007/07/05


2007年7月4日(水曜日)

保育所 ‥勅坊臣楼萓鑪の要としての幼児教育

カテゴリー: - 早川まさてる @ 12時58分02秒

保育所 ‥勅坊臣楼萓鑪の要としての幼児教育

 いつも最後まで書き切れていなかった保育所問題に、いよいよ手を付ける。私は、幼稚園・保育所は「田舎型地域戦略の要」であるとずーっと主張してきた。具体策も色々と提起し、一部保育所での休日保育や延長保育も実現してきた。しかし、なかなか思うようには進んでいないのも事実である。

 京丹後市においては、95%の子ども達が市立の保育所に通い、その中で育っている。苗半作である。三つ子の魂百までである。ここにどんなに力を注いでも損はない。それどころか、微々たる投資で、広大な収穫が得られる(ちょっと誤解を招きやすい表現だが、真意を汲み取って欲しい。)ことは、ほとんど間違いない。

 このシリーズでは(と、背水の陣の構えに入る)、保育所の抱える課題の内、職員の年齢層別構成が危険な状況にあることと、人件費の問題、加えて、一部民営化が本当に子ども達にとって必要かどうかを検証してゆく。息切れする前にやってしまおうと思う。

 本題に入る前に、豊岡市の取組を紹介しておきたい。

 昨日読んだ「ガバナンス」という雑誌に、以下の記事が載っていた。

ガバナンス 7月号

 兵庫県豊岡市教育委員会は、「幼児期における運動遊び事業〜運動好きな子どもは「こころ」も育つ〜」を本格的に導入した。この事業は、松本短期大学の柳沢秋孝教授が考案したプログラムに基づき、子ども達が無理なく楽しく身体を動かすことで、心身ともに健やかに成長させるというもの。最初に運動のまねをして体を動かし、徐々に跳び箱や縄跳びなどレベルアップを図る。

 昨年度、職員を同大学に6ヶ月間派遣し、試験的に市内の保育園・幼稚園を巡回訪問した。今年度から年間3〜4回巡回する。現在は、柳沢教授の指導を受けた市の職員が巡回しているが、各保育園・幼稚園で指導できるよう、保育士・幼稚園教諭で構成される研究部会を設置。また、7園をモデル園として年間9回、より体系的なプログラムを実施し、子ども達がどのように成長するかを追跡調査することにしている。

 私がやりたかったのは、これである。3年前から、ずーっと提案し続けてきた。

豊岡市の「こころ豊かな子ども」を育成する取組
   幼児期における「運動遊び」事業
  〜運動好きな子どもは「こころ」も育つ〜
http://www.city.toyooka.hyogo.jp/undou/index.html

 市長のセクハラ事件が起こる前の平成17年1月に、私が市長に提案した文書からピックアップしてみよう。

人材育成の要としての幼・保のレベルアップ方法について

現状

時限爆弾のスイッチが入った状況にある。所得と連動した急速な教
育レベルの二極化に加え、田舎という教育環境そのもののハンディ
が加わり、家庭の教育に対する理解度や離婚家庭の急増、教員の相
対的レベル低下の中で、10年後、20年後にフリーター、ニート
等、家庭が維持できる収入がないケースの急増と地域活力の低下、
地域自治組織を支える人材の不足が予測される。
オリンピックに象徴されるように、よい指導者に恵まれれば潜在的
能力を伸ばす素材は豊富であり、アジアの小国が国家レベルで教育
重視をして浮上しているように、京丹後市が日本の中核的人材輩出
基地となることも、3,4年で全国有数の教育先進地になることも
可能と考えられる。

提案

3つ子の魂100まで。まずは簡単で安くて効果的な幼児期を2年
間で攻めきることである。とりあえず、簡単でお金がかからない、
教師の質をあまり問わない有効な方法を導入する。第一弾として、
市内一部保育所で実践され、豊岡市も取組始めた「柳沢運動プログラム
」を幼・保・小の教員を主体としたプロジェクトチームを設置して
研究する。いくつかのパイロット校を募集し、2年
間で全市レベルに拡大する。これによって、出来ないことが出来る
ようになる喜び、基本的運動能力、脳の正常な成長を担保し、小学
校における小一プロブレムなどの問題を軽減し、小学校における学
力・生きる力をのばす基盤を創り上げる。
プロジェクトチームの研究・研修費で50万。募集に応募したパイ
ロット校に対して20万。1ヶ月に1回のチーム会議とネット上の
会議室で疑問点を解消しつつ進める。本部長は市長?。

 いや、ほんとうに懐かしい。「思えば遠くへきたもんだ」である。あれから2年半が経過した。提案を受け、保育所が主体的に研究を進めるプロジェクトは2,3始まっている。が、柳沢運動プログラムはその中にはない。そして、本年度ついた予算は、1万円強である。

 まったく、残念である。もっと早く子ども達により育つ場を提供してやりたかった。幼児期の子ども達の1年は大人の成長の数年分に相当するだろう。大人の都合で2,3年先延ばすということは、その年代の成長段階におけるメリットをその子達は受けることが出来ないという事を意味する。

 今月の7月16日、豊岡市が講演会を行う。教育委員会や子育て支援課にも参加をおすすめした。既にしかるべき立場の職員が参加する旨の連絡も頂いている。市民の皆さんも、是非参加して、この取組の可能性を知っておいて欲しい。

運動遊びのつどい」を開催します!!
http://www.city.toyooka.hyogo.jp/undou/tudoi.html

と き   平成19年7月16日(月・祝) 13:30〜16:30

ところ   豊岡市立 日高文化体育館

「運動遊びのつどい」を開催します!!
 豊岡市では平成19年度から「運動遊び」事業を本格的に導入しています。
 0〜15歳児までをトータルで考えた「つながりのある保育・教育」の必要性を普及啓発するとともに、先駆的に取組んできた長野県箕輪町から事業内容・成果などを学び当該事業の更なる充実発展をめざし、「運動遊びのつどい」を開催します。ぜひともご参加ください。

○イベント内容

  1部(13:30〜15:20)  定員300名程度
   ・ 柳澤秋孝氏(松本短期大学教授)基調講演
      講演テーマ「子どもの脳の発達と運動の関係」 柳澤秋孝教授
   ・ 平澤豊満氏(長野県箕輪町長)実践発表
      発表テーマ「運動遊びにかかる長野県箕輪町の取組み」 平澤豊満町長
   ・ 運動遊びトークセッション (柳澤秋孝教授・平澤豊満町長・中貝宗治市長)
        〜長野県箕輪町と豊岡市の挑戦〜 
     テーマ「できた体験が子どもを伸ばす〜柳沢運動プログラムの効果」

  2部(15:30〜16:30)  定員:親子100組程度 (対象概ね3〜5歳児の親子)

   ・ 柳澤秋孝先生指導による親子ふれあい運動遊び

 昨年8月に箕輪町の保育所、ならびに卒園した子ども達が通う小学校を個人視察させてもらった。保育所で子ども達の集中してプログラムに取り組む様子(町内でも一番課題が多いところを、「それの方が勉強になるでしょ」と担当の課長さんがおっしゃって見せてくださった。)を拝見してびっくり。小学校で、一年生の担任の先生から「運動好きでリズム感があり、集中力がある」という評価を伺い、素敵な図書館の取組を拝見した。今回講演される平澤町長には、本来お会いする予定はなかったのだが、課長さんのご配慮で5分間時間を頂いた。が、結局小一時間、役場の先進的改革の話を伺ってしまった。お会いしたとき、平澤町長はまだ1期目3年数ヶ月の段階だったが、目から鱗のお話を伺えた。

 さて、本題である。が、初回Videoは、一般質問の前置き部分と、市が認識している保育所の現状と課題を述べてもらっている部分である。さらっと、聞いてみて欲しい。

   アップできたら、貼り付けます。少々お待ちを。。。

作成日: 2007/07/04


2007年7月3日(火曜日)

脳内汚染からの脱出

カテゴリー: - 早川まさてる @ 10時23分24秒

脳内汚染からの脱出

 <脳内汚染からの脱出>という本を読んだ。(岡田尊司著(精神科医。現京都医療少年院勤務))本の帯には「悪夢は、クリスマス・プレゼントから始まった」とある。

 科学的に証明されていないという意見も色々出されている事は承知している。まあ、100%のケースでそうなるわけではないのはアルコールを飲んでいる人が100%アル中になるわけではないのと同じ事であり、たばこの害についても諸説あった時代もある。

 私自身は、実はテレビゲーム、コンピューターゲームともに、ほとんどしていない。中学生の頃にインベーダーゲームがはやったのだが、何度かやって、うまくできなくてあっさりやめた。どんくさかったのであろう。それ以来、やりたいとは思わない。パチンコも何度かやって、結構がっぽりでた瞬間があったのだが、いつも儲けてくる同じ寮の友人を見て、何故か「あ、俺はぼられる」と思ってやめた。たばこ嫌いも幸いしたのだと思う。アルコールはかなり強く、それなりに飲むが、依存性はない。はずだ。嫌いではない。政治というギャンブル?も、特に依存性はない。一つの天職だとは感じているが、仕方なくやっているだけである。(ほんまかいな)

 筆者はゲームをやることによる脳内の変化は「覚醒剤の静脈注射にも匹敵」すると主張している。テレビゲームを50分間行った際に放出されるドーパミン(これが放出されると快感を感じる)の増加は約2.0倍。覚醒剤(アンフェタミン0.2mg/Kg)を静脈注射した場合の増加は約2.3倍だそうだ。このドーパミンなどが介在する報酬系(別に本来は悪いものではない)が薬物やゲーム、アルコールなどで簡単に刺激できるようになると、その刺激をどんどん求め、より強い刺激を求めるようになってゆく。そして、ある日、その刺激が断たれると、激しい渇望状況が訪れる。いわゆる禁断症状である。このプロセスは、アルコール中毒もパチンコ中毒もインターネット中毒も同じである。

 そして、「ゲーム、ネット依存で本当に恐ろしいのは、依存症より、長期間使用を続けた場合の中長期的な影響である。その点も非常に薬物中毒に似る。脳の重要な機能が低下を起こし、後遺症というべき状態が出現するのである。」「過剰なドーパミンにさらされると神経細胞がダメージを受け、ついには死んでしまうのである。その結果、本来の報酬系が壊れ、無気力となり、また、神経過敏な傾向や人が信じられないと言った妄想的傾向、実行機能や社会的機能などの高次機能の低下を引き起こし、認知の傾向や人格にまで影響を及ぼすのである。」と述べている。また、「ゲームが子供の発達面の障害、注意欠陥/多動性障害(ADHD)」に及ぼす影響も指摘している。

 私が非常に気になったのは、小学校低学年時のゲーム時間と衝動性の調査で、中学生で現在ゲームをしていない人を対象に調査して、小学校低学年で1日3時間以上ゲームをやっていたケースでは、より少ない時間に比べて2〜3倍、衝動性が高いという結果が出ている。脳が発達している時代に受けた影響は、大きくなってからも強く残り、影響が大きいと言うことであろう。

 ゲームをしている子が100%発症するわけではない。これは、アルコールやたばこを飲んでも100%依存症になったり肺ガンになるわけではないのと同じであろう。しかし、脳の基本が出来る一番大切な時期に、子供が飲みたいからといってアルコールを飲ませることは、私ならしない。これは普通の判断だと思う。

 ゲームをすることでなくなってしまっている大切な経験、外遊び、友達との会話、読書、勉強、ぼーっと外を見る時間。。。

 問われているのは、大人の見識であろう。子供を守る親の気持ちであろう。

 知らなければ、判断も出来ない。是非、読んでみて欲しい。親御さんはもちろん、保育所・幼稚園・小学校・中学校の先生方、教育に関わる職員の皆さんは必須である。情報を得た上で、施策、子供達を見て欲しい。

(京丹後市内の方は、ローカルの書店をご利用下さい。本屋さん、平積みで宣伝お願いします。)

作成日: 2007/07/03


2007年7月2日(月曜日)

恥を忍んで報告

カテゴリー: - 早川まさてる @ 16時43分51秒

恥を忍んで報告

 6月議会での対応で、私は大きな失敗をした。取りあえず経緯を報告しておきたい。

 議会初日の6月4日に、防災行政無線(デジタル放送で、各世帯の受信機に防災無線等を放送する)に関わる契約の変更が提案された。内容は、平成18年度9月定例会で可決された4億845万円に、4億8583万5000円を追加し、総額8億9428万5000円の随意契約を行う内容である。

 これは、事前の議会運営委員会で、担当である総務常任委員会に付託せず、初日に説明・質疑・討論を経て、即決する事となった。

 当日、理事者側(市長)から追加事業の概要ということで、A4一枚の資料が配付され、説明が行われた。(資料片面が大雑把な項目と事業費。裏面が追加設備イメージ図)

 質疑の中で、「物品管理システムの導入ということで、1,099万6,000円ついておりますが、物品管理の中身ですね、一体1,000万円もかかるような物品管理のシステムというのは何をするのかとよくわからないので、この内容について教えていただけますか。」という質問を私は行っている。答弁の内容を聞いても、本当に1000万円もかかることが納得できず、「中身がきちんとわかるように後日で結構ですので、きちんと資料をいただいて、1,000万円かかるんだということが納得できるようにしていただければ結構ですので、そういう処置をお願いしたいと思います。」と発言した。

 その後、3議員が質問を行い、議長から委員会付託を省略することに対する同意を求めた際、平林議員から「異議あり」の声。暫時休憩をとり、議運を開いて対処が検討された。

 その間、担当部長に依頼し、「物品管理システム」についての資料を休憩中に配布することを求め、配布が行われた。その資料は、A4裏表の「製品のご紹介」「システムのご紹介」というもので、<RFID対応ハンドターミナル>の製品紹介がその内容であった。簡単に言うと、このハンドターミナルはお店で良くあるバーコードリーダーのようなもので、バーコードの機能を最近活用され始めたICタグというほんの小さなチップを使っているだけのものだ。

 私は、これはまずいな(不必要にコストの高いシステムが採用されている。また資料を求めても1099万円の全体を示す資料が提出されていない。)と感じ、委員会付託される中で、検討を進めようと考えていた。

 ところが、議会が再開されると、平林議員から異議の撤回があり、担当部長から先ほど配付した資料の説明が行われて採決と相成った。

 採決においては、私は意外な展開の中で反対する事を検討したが、総額約9億円の内の1099万円という全体のバランスを考え、多少高くても全体を進める必要もあり、細部にこだわって反対するまでのレベルではないと、瞬間の判断だったが賛成した。結論として、議案は賛成多数で可決された。

 私は、担当部長に後日、内容のわかる担当と共に詳しい説明をして欲しい旨を伝え、了承を得た。
 
 27日、担当部長にアポを取り、詳細を確認しに行った。先ず、「物品管理システムの導入 1099万6000円」の内訳を求めた。ファイルを調べているのを10数分待った(途中部長先約で退席)が、結局、資料がないということであった。業者に再提出させ、届き次第説明すると言うことで(私が思うところを指摘した上で)終了。

 29日午後、資料がそろったと言うことで、担当部長同席の元、2人の職員から説明を受ける。資料は、個別受信機管理システム概要(A4両面4枚)と業者見積(A41枚日付なし)。業者の見積額(1607.9万円)に概ね68%をかけた金額が請負額(1099.6万円)となっている。

 説明を受け、疑問と思う点を担当部長らに述べておいた。私の視点から見た問題点を(必ずしも正しいとは限らない。)簡単に列挙する。

 1)配布する受信機につける番号をICタグを使って管理しようとしているが、従来のバーコードで十分であり、その方が使いやすく安価なはずである。そのために831万円(見積ベース消費税抜き)をかける必要はないと考える。

 2)戸別受信機情報入力端末としてノートパソコン1台47万2180円の見積となっているが、今の機器の価格からして、理解できる範囲を超えている。

 3)戸別受信機設定用ソフト(受信機の受信周波数などをセットするソフト)が19万円×5(見積ベース消費税抜き)となっているが、個別受信機14000台を3億1283万円で購入して、必要不可欠な設定ソフトが別売りで物品管理システムに入っていることが非常に不思議に思える。(100%おかしいという話ではないのかもしれない。が、納得しがたいが。)

 4)京丹後市向け個別受信機管理ソフトが629万円(見積ベース消費税抜き)となっているが、入手できた納入仕様書を見る限りにおいては、特段何の難しさもない、アクセスで私が作っても半日から1日仕事(失礼)かと思える程度のソフトである。件数が多いとの説明もあったが、たかだか2,3万件で、滅多に更新はない。

 5)今回の指摘は、追加事業4.8億円のうちの、1099万円分についての話である。

 6)今回の見積内容について、情報政策課は関わっていない。(と私は確認した。)

 念のために、書いておきたい。私は自分の知り得たことを何でもHPに書いているわけではない。相当、取捨選択(さぼって時期を逸したものも含まれる)し、市民に伝えることの意味、他の案件で類似のことが起きないようにするための抑止効果、職員に対する色々な意味での配慮も含め、検討した上で情報を提供している。もちろん、この件についてもである。

 ITの分野については、技術的変化が早く、また、その価格設定もピンからキリまであり、それなりの基礎的情報を持っていないと(勉強しないと)判断しにくいのも確かではある。だから、チェックしきれなかったことに対して、一律に職員を批判するものではないことはご理解いただきたい。加えて、私はこの案件に賛成した。その責任もある立場である。

 しかし、この事象の示すものは、議会に随意契約として示された総額8.9億円にも及ぶ契約の内容に関わっている。議会としてきちんとチェックしきるのが筋ではあるが、現実には、理事者側と議会の一定の信頼関係に基づいて(信頼できるレベルでチェックがかかったものが提起されているという前提で)進められている部分もあるがその前提に影響を与えかねない。また、入札ならまだしも、随意契約というもののあり方の根本に関わる問題も含んでいる。ITという分野に莫大な投資を行いつつあるが、業者に委託する側であるこちらの力量にも関わる問題もある。

 水面下で話すにはあまりに問題が大きく、今日、私は議長に私が確認した内容を報告し、所管の総務常任委員長に連絡を入れてもらい、委員長にも私がわかっている範囲の情報と見解を伝え、総務常任委員会としてどのように対処するか、判断してもらうように依頼した。

 その上で、うやむやにならないよう最低限のくさびを打っておく意味で、そして、市民の皆さん、職員の皆さんにもよく考えていただくことを期待して、HPでも報告しておくことにした。光ファイバー・CATVも、入札ではなく、民間業者選定というスタイルで進んでいる。注目したい。

P.S.「脳力の未来を探る〜ヒトの脳の勝負どころは?」というシンポジウムが同志社大学で7月1日に開催された。将棋棋士の羽生善治氏が基調講演でこんな発言をしたそうだ。

<プロとアマの違いは羅針盤の正確さ。先をたくさん読むことよりも、暗中模索の中でどれだけ選択肢を削り落とせるか、大局観が大事になる。>

作成日: 2007/07/02


41 queries. 0.542 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress

携帯サイト
携帯で最近の早川リポートや掲示板にアクセス!


お知り合いにぜひネットワークを広げて下さい。
知人に教える
Google
検索
amazonリンク
早川まさてると丹後の未来を語る会
〒629-3104京都府京丹後市網野町浅茂川1808 TEL:0772-79-2020 FAX:0772-79-2021
Powered by (有)創造工房 © 2001-2008