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2007年4月8日(日曜日)

アホがたらいで19年度予算

カテゴリー: - 早川まさてる @ 14時38分35秒

アホがたらいで19年度予算

 「アホがたらいでやっとりますわぁ」

 ????  初めて聞いた時、まったく意味が分からなかった。文脈からすると、「お利口な人ならやりそうにないことをやってしまっていること」を自嘲的に言っているような感じだった。「たらいで」というのは、「足らいで」だろうと見当をつけた。

 「アホが足らなくて(アホが足らないのだから当然利口ということ?)、お利口な人ならやりそうにないことをやってしまう???」まったく訳が分からない丹後弁であった。

 何年かたって、今、妙にこの言葉がしっくりくる感じがする。なんの違和感もなく、自分の体に入ってくるのだ。

 「アホがたらいで、やっとりますわぁ」である。

 
 さて、明日は平成19年度予算の審査が始まる。予算審査特別委員会というものが設置され、本会議からそこに付託されて細かく見てゆく。明日は連合審査ということで、各分野の分会に分かれる前に、全員で疑問点などを質問してゆくことになる。

 その前に、明後日審査される平成18年度補正予算について述べておこう。3つ、注目点がある。

 1)市立病院繰り出し金 2億3000万円
     
 補正予算なので、今までについていた4億7500万円に加えると総計7億500万円となる。
 繰り出し金というのは、一般会計の予算を病院企業会計に持ってゆくということであり、17年度決算で収益的収支で5億3000万円の赤字、資本的収支で2億9000万円の赤字、総計33億円の累積赤字が、18年度さらに悪化し、一般会計からの繰入で赤字幅を縮小する必要が生じたということである。

 ちなみに、一般会計から病院会計に2.3億円繰り入れるということは、壮絶な話で、それだけの一般財源(俗に言う真水で、自由に使えるお金)があれば、補助金を加えると7億円近い事業が出来る事になる。逆に言うと、それだけの一般事業を削って病院にお金を投入したということだ。

 なお、平成19年度予算でも、これと同様の予算組がなされており、この3月議会だけで4.6億円の繰入金増額を認める事になる(だろう)。

 2)蒲井・旭地域振興基金 3億6000万円
 
 これは、例の関西電力からの寄付金を基金として積むもので、3)の1.1億円と併せて、4.7億円となる。

 これについては、私は寄付は頂くべきだと思っているが、その使い道について、どの程度関西電力が指定・限定しているのかの確認が重要になると考えている。

 3)蒲井・旭地域振興事業 1億1000万円

 これは、関西電力からの寄付金の一部を「蒲井・旭地域振興交付金」として交付する補正予算であるが、風欄の館近辺で温泉を掘るために使われる。実際の計画がきちんと示されていないので不明確であるが、50人宿泊できる設備(8億円?)を作るにあたっての先行事業と位置づけられている。

 私は、この予算は、賛同できないと考えている。今の時期に蒲井に宿泊施設を市が作ることの善し悪しについては、否定的な意見が多い。この予算はそれに先行して温泉を掘るものであり、当然、温泉単独ではなく、後に続く事業を行うことが前提である。従って、本当に地域活性化のために良いのかどうか、計画の見直しは必要ないのかをきちんと整理し直し、その上で、全体を示しながら提案すべき内容であり、お金が入ったからといって、それだけを単独で先行して出して行ってしまうべきものではない。

 加えて、市が作る(かもしれない)施設で使うための温泉を、市が主体ではなく地元に交付金という形でお金を渡して掘るという形が納得できない。さらに加えて、19年度の予算にきちんと出すならまだしも、18年度の3月議会での補正予算にあわててねじ込んで予算化するやり方は、この予算を通してしまうには良いのかもしれないが、今の京丹後市の状況にふさわしいとは思えない。

 さて、やっと19年度予算の話である。

 正直なところ、相当にレベルの低い予算であり、全体状況からいって危機的状況であると感じている。

 膨大に言いたい、お伝えするべきことがあるのだが、これを書くとなると大変な作業になる。(議員として、公の場に書く以上、それなりの準備と研究、言葉の選択・・・・が必要。)が、手近なところから、とりあえず実例を挙げておきたい。

 「京丹後ブランドチャレンジショップ創設運営事業補助金」1600万円。これは、「京都市内に情報発信拠点施設を開設し、観光PRと京丹後ブランド産品の紹介、販路拡大と販売促進等を推進する取組を支援する」という内容である。

 歴史を紐解いてみたい。出発点は、市長が東京に京丹後市のアンテナショップを出すと言ったことにあると思われる。これは、多くの議員らの反対で実行されず、その代わりに「京の丹後屋」という楽天のインターネット通販が行われることになった。17年度1000万円の予算が付き、年間の売上(利益ではない)は185万円であった。18年度は約700万円の予算が付き、1月までの売上は210万円であったと聞いている。(私は、17年の時点で、撤収すべきだと進言した。)

 そして、19年度、このインターネット通販事業は丹後ブランド発信事業(丹後ブランドパイロット事業の成果等に基づき、丹後地域地場産業振興センターのネット事業と統合した地場産品の販売、総合的情報発信等のHPを作成する)として262万円の予算が付いた。以後、アミティでの事業展開になるということであろう。

 さて、2000万円近い予算を使い、400万円強の売上を得たこの事業の成果は何だったのであろうか。きちんと確認しておきたい。

 そして、今年度の「京丹後ブランドチャレンジショップ創設」1600万円である。「京丹後ブランド品販売促進支援事業補助金」297万円とセットである。後者は、「都市部における京丹後ブランド産品の紹介、販売促進等を行うための移動販売車等の購入に対して支援する」ものである。市長の考えが、ぐるっとインターネットを経由して、京都市内のパイロットショップと移動販売車に帰ってきたのであろう。

 丹後の産品を是非とも認知してもらい、販売額を増やしてゆきたい想いは同じである。しかし、貴重な予算と人材を無駄に浪費する余裕は京丹後市にはない。パイロットショップを出すという結論が先にあり、職員が一生懸命形を作った施策なのか、丹後産品の普及のためには一番実効性があるとして選ばれた施策なのか、検証しておく必要がある。(念のために書いておくが、代案は持っている。その上で、指摘している。)

 実は、この1,2年、都会に出るたびに、デパ地下を歩き回っている。びっくりするぐらい安く、良いものが溢れている。高速のサービスエリアもなるべく覗いて見てみるのだが、全国一律、一定のレベルまでいってしまっている。そして、京都市内に297万円で移動販売車を買って、京丹後市がチャレンジしてゆく。

 幸か不幸か、産業建設常任委員である私は、この予算を分科会で審査することになる。手は抜かない。(職員を責めるつもりはない。)

 きりがないが、もう一つ、ピックアップしておこう。職員研修である。

 昨年も指摘したのであるが、霞ヶ関への研修等が多すぎて、市で働く職員への研修費が少なすぎる。

   職員研修事務    計1109万円

     ・市主催研修    182万円
     ・他機関主催研修   74万円

     ・派遣研修     852万円

 派遣研修の中身は、内閣府1名、経産省2名、総務省1名、京都府1名、京都産業21(市内)1名である。

 また、これ以外に、国際交流推進事業として、自治体国際化協会職員派遣として2名(計517万円)がある。1名は昨年からで韓国(昨年1年は東京。今年から2年ソウル)。1名は今年からでフランス(今年は東京。来年から2年パリ)である。

 東京や海外への派遣研修は、人件費も研修費に入れて考える必要がある。研修中は誰かがその仕事をやらねばならないからである。きちっとした人件費の資料がないが、これらにかかる予算総計は5000万円程度であろう。すべて一般財源である。そして、京丹後市内で働く1000人に割り当てられた研修費は256万円程度である。

 そういう体験も大切だし、私も好きではある。が、今やるべき施策とは何か、職員の資質向上に向けての研修とは何か、全体の中での優先順位とはどうあるべきかを考えるとき、今年からのフランス3年派遣には度肝を抜かれた。

 本気でちりめんの新しい販路やつながりを求めて職員を派遣するなら、自治体国際化協会ではなく、交通費と衣食住の費用だけ出して、「成果を出すまで帰ってくるな!」で送り出した方がよい。協会の事務職員で派遣されて、ファッション業界と新しい関係を創り上げられるほどの職員なら必ず出来る。無駄な時間も節約できる。

 本当にきりがない。ブロードバンド+CATVも、30億円の予定された事業が組みきれず、やめるわけではないという言い訳程度の3億円予算となった。進むことも、止まって別の方法(最新技術を使った安価で早くて効果的かもしれない方法)を選ぶこともできない最悪の選択を予算化してきた。詳しくはまた書くが、今年度にきちんと予算化出来なかった時点で、政治的には失敗だと私は考えている。

 チャレンジする政策というのは100点満点ばかりではない。10本打って、何本かヒットがあれば上出来だろう。しかし、失敗するのが見えている施策、マスコミ向けアドバルーン的施策で、中身が期待できないものがこれだけ多いとどうにもならない。(マスコミも市の広報誌ではないのだから、きちんと検証するなり、マスコミらしさを見せて欲しい)

 言うだけ個人としてはおもしろくないことが増えるのは分かってはいるが、もう黙っていてよい段階ではないのだろう。住民の税金をいただいているプロの議員としてはなおのことである。

    「おとこ はやかわ

          アホがたらいで

                今日もゆく。」

                     合掌。


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