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2007年5月7日(月曜日)

一歩進んで二歩下がる。京丹後ひかり王国はどこへ行く。

カテゴリー: - 早川まさてる @ 21時31分12秒

一歩進んで二歩下がる。京丹後ひかり王国はどこへ行く。

 連休ボケから皆さんも復帰されつつあるかと思う。私は、連休ボケから一気に筋肉痛モードへ移行した。総計120Kgのぼかしを実質2時間強、かついで撒き続けるのは、頭の活性化のためにも非常に良い(と思う)。

 NASAは宇宙飛行士に膨大な手順を記憶させるためにはヒンズースクワット(屈伸運動)が効果的であることを発見した。足の筋肉につながる神経は人体で一番太く、足の筋肉を動かすことで逆に脳を刺激することができるという事らしい。百ます計算の本質的な意味もそこにあるが、その肉体版である。逆に高齢者がベットに寝たきりになると一気に大脳の活動が低下する事はよく知られている。

 ただし、適度なボリュームを超えた肉体活動が大脳の知的活動を阻害することは、体育系部活に励む息子を見ているとよく分かる。何事も、適切ということが大切なのだと思う。

 さて、本題にはいる。4月23日(月曜日)に<ささやかながら、一歩前進。>という記事を書いた。 その前の4月16日<全員協議会?? これでいいのか?> とあわせて、全文見ていただきたいが、一部分を再掲する。

 ブログを書いた翌17日、ブロードバンド計画の担当部長が議会の責任ある立場の人物に「議会への説明なしに、久美浜エリアへの光ファイバー敷設に取りかかることはない。」と発言したことが伝わってきた。それまでの感触とは異なるものである。一歩前進である。この手の方向性の確定は、理事者の判断なしには難しいであろうから、担当部長と理事者の間で調整があったと推測できる。ささやかながら、一歩前進である。

 19年度予算に反対したもの、修正案に賛成したもの、付帯決議に賛成したものを合わせると、議長以外の29名全員となる。指摘された中身は、1)計画の中身や計画変更の内容について十分な説明がなかった 2)部局長レベルで30億円の要望がゼロ査定され、3億円の復活になったが、20年度以降の財政確保など、実現に向けての道筋が見えていない。 3)ギャップフィラーアンテナとWimaxなど、安価に早く対策が可能かもしれない技術もあり、現時点での比較検討をした上で進めるべきだ。 などである。

 危惧していることがある。今回、担当部長が明示した「議会への説明」の中身である。2つのケースが考えられる。

い)市がやろうとしている方向性について、何をやろうとしているかを議会により詳しく説明し、理解を得た形を作って(付帯決議や答弁の文言上の整合性を作って)当初と同じ事業内容を実施してゆく。 

ろ)今後の財政状況と、その中で何を削り、どうやって事業費を確保してゆくのかを明示した上で、いくつかのブロードバンド・難視聴対策の比較検討資料を示し、市の方向性を示して納得を得、事業を実施してゆく。

 議会が求めている内容は、ろ)であると私は思う。京丹後市の将来のためには、い)を行ってはならないのである。

 そして、「総務常任委員会でこの件についての市の方向性を話した上で、全員協議会を開く」という話が伝えられ、5月1日に総務常任委員会が開催された。委員以外に3名の議員が傍聴していた。

 内容を配布された資料に沿って見てみよう。

 機.屮蹇璽疋丱鵐疋優奪肇錙璽整備事業について
    1)事業計画の骨子
    2)サービス展開の方法
    3)IRU契約
    4)サービス事業者候補の選考
        ・通信事業者(ブロードバンド接続を提供)
        ・ケーブルテレビ事業者
    5)サービス事業者候補との交渉のポイント
    6)その他の状況
        (1)区長会、テレビ共同受信組合への事業の状況説明
        (2)市の全他院計画との調整

 供|楼ICT利活用モデル構築事業の採択について

 以上である。驚くべき事だが、口頭も含め、これ以上の内容は、ほぼなかった。

 私(恐らく多くの議員さんも)が期待していた内容は、以下のようなものである。

A)合併当初から検討を重ね、18年度中も19年度に30億円の予算計上を予定していたものが、何故部局長査定でゼロ査定となり、当初の計画とは全く違う3億円のみの予算化となったのか。(この理由をはっきりさせて、来年度予算でそれが解消できる目処が見えないと、来年度以降の事業が行える見込みは見えない。)

B)来年度の20年度は、5月に市長改選を控えており、骨格予算となるのが通例である。加えて、下水道、簡易水道の状況の悪化、上水道接続事業総額50億円、火葬場新設、病院会計など、巨額の支出が予想される中、どのように20年度の予算に組み入れてゆくのか。

C)19年度に30億円組めなかったという事実を踏まえ、(もし、30億円は無理でも20億円組んでいれば、状況は別であっただろう。常識的に考えると30億円の予定が3億円しか予算化できなければ、それは施策の失敗である。)、ギャップフィラーアンテナとWimaxなど、安価に実施できる方法とのこの今の時点でのメリットデメリットの比較が提示されるべきだ。

 残念ながら、ABCのどれも説明がなされなかった。今回程度の内容は、昨年中に提示されたとすればOKであっただろう。3月議会での状況、付帯決議を尊重すると議会で表明した市長の政治的・道義的責任を考えるとき、信じがたいレベルであったと私はここに明示しておく。

 担当部長・課長らが説明した内容について、いくつかコメントをしておきたい。

 4)サービス事業者候補の選考 である。

 まず、通信事業者(ブロードバンド接続を提供)が4月20日に西日本電信電話株式会社京都支店に決まり、ケーブルテレビ事業者については、4月27日〜5月10日に公募することが説明された。愕然とする内容であった。

 通常、あの付帯決議を尊重する、議会に説明した上で事業を実施するという表現を真に受けると、最低、議会に対して説明がきちんと行われた上で公募・決定が行われると考えるであろう。3月議会終了後から1ヶ月以上時間が過ぎており、上記のようなレベルの内容であれば、1週間後でも十分可能なはずであった。付帯決議の提案議員の議会での答弁からしても、議会としてとても許容できるはずのない進め方であろうと、私には思える。(説明内容が納得できるかどうか以前の問題である。)

 ちなみに、ケーブルテレビ事業者公募については、市のホームページで確認できる。しかし、過去のデータを見ても、通信事業者公募がホームページに公開された痕跡は不思議なことに残っていない。従って、いつ、公募がかけられたのか、確認できていない。

 次に、6)その他の状況 である。

 <区長会、テレビ共同受信組合への事業の状況説明>を4月13日から4月20日にかけて行ったという報告だったが、これも付帯決議の趣旨から言えば、きちんと議会対応が済んでから行うのが常道であろう。加えて、受信組合からは非常に厳しい意見がたくさん出ていたことを確認しているが、市からその状況の説明はなかった。強行して、その後大きなトラブルに発展することがないことを祈るのみである。本当に受信組合の皆さんが月1000円のCATVに加入してくださるのか、月7000円程度と思われるブロードバンド(インターネット+光電話)に普通にデジタル放送が受信できてADSLが可能なエリアの方達が加入してくださるのか、危険な気配を感じる。

 そして、<市の全体計画との調整>である。項目の下には「平成21年度までの実施計画を調整中」とあり、私はそれを見たとき、何について述べているのか、実は理解できなかった。説明を受けて愕然とした。財政の話であったのだ。上で書いた、本当に必要な情報である後年度の財政担保についての説明は、この「平成21年度までの実施計画を調整中」のみであった。口頭でもこの文章を読んだ程度の数秒間の説明のみであった。

 つまり、3月議会の時点でも、それから1ヶ月後の時点でも、来年度にブロードバンドの予算を組み込むことが出来る状況にあることを示すことが出来なかったということである。来年度以降3年間で40億円以上財源確保できなければ計画は頓挫する。

 行財政改革の財政目標を変更し、または上乗せし、予算を組んでしまうことは出来るのかもしれない。やれ!と言われれば、優秀な財政担当職員は組んでしまうのであろう。しかし、しかし、本当にそれで良いのであろうか。ブロードバンド計画だけでなく、上乗せしないと難しいと思われる巨大事業はまだまだ続く。それらをいくつもいくつも上乗せの手法で乗り切るのだろうか。今や10億円を切りつつある(18年度末、残高がいくらか正確には知らない)財政調整基金とそれとほとんど同額ずつ増えてゆく病院の赤字。私は、本当に怖い。誤解を恐れずイメージを示すなら、確実に爆発する爆弾の回りに、ポリタンク入りのガソリンを一つ、二つ、三つと並べていっているような感じである。

 ADSLが来ていないエリア対策について、情報を加えておこう。

 担当部の説明では、3億円を使って久美浜84局85局エリアに光ファイバーを家庭まで引いても、正式利用は21年度末に見込まれている全市でのサービス提供時になるとのことであった。ただし、別の手法を使って、出来るだけ早く先にブロードバンドを提供することを考えている状況にあり、努力するとのことだ。加えて、久美浜以外のADSL未整備地域(河辺、五箇、野間)については、全市開通の21年度末までサービス提供の予定はないことも明示した。

 4月26日、飛騨市でギャップフィラーアンテナとWimaxの実験を行った担当者にお越し頂き、少数会派連合の勉強会を全議員に公開で行った。大変盛況で熱心に勉強していただき、とても良かったのであるが、その事前調査として、個人的に市内のブロードバンド未整備地域の調査を行った。その際、驚いたのは、市がADSL未整備地域を地図にプロットしたものを持っていなかったことである。地域名と世帯数・人数を書いた表はあった。加えて、電話局からの距離が遠いために、実質的にADSLがブロードバンドと言える状況にないエリアの把握も出来ていなかった。本当にブロードバンドを整備してゆきたいなら、未整備地域をきちんと把握しておくことは、必須作業であるかと私は思う。どこまで公共ネットワークの光ファイバーが届いていて、ADSLがだめなエリアとどう重なっているのかを地図上で示して、始めて無線での対応などがデザインできる。把握していないと言うことは、実に不思議な状況にあると思うのは私だけであろうか。

 さて、長くなったのでこの辺で終わりにしたい。読みにくい内容にもかかわらず最後までお付き合いいただいたことに感謝したい。「ささやかながら、一歩前進」とお伝えした私の言葉は間違っていた。「一歩進んで二歩下がる」であった。議会終了後から総務常任委員会まで一ヶ月もの時間があった。この状況は説明内容や方向性に各議員が納得できるかどうか以前の問題である。百歩譲っても、議会側に説明をしてからの公募や区長らへの説明であるべきではなかったか。市としての誠実さが、道義的、政治的責任が問われるであろうし、これを何事もなかったように見過ごすなら、もはや議会の権威などあるとは思えない。

 総務常任委員会終了後「これは強行突破だ!」と憤る私に、ある最大会派の議員さんが以下のように話された。
これをもって、このリポートの締めとしたい。

    「早川君、強行突破することはとっくに決まっていたんだ。実は、私は聞いていた。」

作成日: 2007/05/07


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