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2007年6月27日(水曜日)

苗半作

カテゴリー: - 早川まさてる @ 14時58分33秒

苗半作

 6月議会が終了した。これだけ多くの問題を抱え、疑問の多い中で、こんなにあっさり終わってしまった。ほんとにいいのであろうか。私は怒っている。が、脱力しているのも、また事実だ。(別にお手上げしたわけではない。念のため。)

 苗半作という。作物を育てる際に、しっかりした苗を作れたら、いい収穫までの道のりを半分来たようなものだという意味だ。植物に限らない。色々な物事が育つさまに、同じ事が言えるのであろう。

 今年は、2反、田んぼをしていると書いた。除草剤を使わずにやっているのだが、場所によって壮絶なヒエの嵐。子供達と除草用のコマを回したりするのはなかなか貴重な時間であり、楽しいのだが、適期に作業できなかったところは極めて厳しい。加えて、苗が若干弱かったようで育ちが遅く、これもまあ、私の無精に花を添えている。

 農業のプロである先輩議員が私に言った。「早川くん、田んぼをやっているなどと軽々しく言わん方がええ。出来るとはかぎらんのだから。恥をかくぞ。」 至言である。

 さて、皆さんにちょっと考えて欲しいことがある。あなたなら、どう判断するだろうか。

 社長からお金を預かり、社員が野菜の苗を買いに行ったとしよう。下記の条件の時、どうするだろうか。

 1)店には徒長した(ひょろひょろに伸びた)苗しかなかった。

   a) 育ちの悪い苗を買っても結局無駄になるから、買わない。
   b) 何もないよりもいいから、取りあえず徒長した苗を買う。
   c) 社長に連絡を取って、意見を聞く。
   d) 他の店を回って、もっと良い苗がないかどうか、探してみる。
   

 2)店には、徒長した苗と、しっかりした健康そうな苗が売っていた。
  (本当は、緑の濃い元気満々の苗が良い苗とは限らないのだが、ややこしく
   なるので、健康そうな苗がいい苗ということで考えてください。)

   a) 健康そうな苗を買う。
   b) 育ちの悪い苗も育たないわけではないし、かわいそうだから、徒長した苗を買う。
   c) 社長に連絡を取って、意見を聞く。

 別に正解があるわけではない。しかし、徒長した苗しかないならやむを得ないかもしれないが、(それでもやめた方がいい場合があるだろう)健康そうな苗があるにもかかわらず、徒長した苗をわざわざ買う人はいないだろう。ましてや、社長のお金を預かって購入する場合は、悪い苗をわざわざ買うなどと言うことはあり得ない。と、私の常識では思える。多分皆さんも同じだと思う。

 社長が社員に「なんでこんな苗を買ったんだ。お金も限られているし、無駄になる。もっと良い苗がないか、探さなかったのか。」と指摘した時、社員が「この苗にもいいところがあって、全部悪いわけではない。いいじゃないですか。」と答えたら、多分怒られるだろう。

 
 読者の皆さんは、早川は一体何を言いたいのだろうと思っておられるだろう。上記の話を<苗>を<施策>に、<お金>を<予算>に、<社長>を<市民>に、<社員>を<市長>に読み替えてみて欲しいのだ。

 どんな施策にも一分ぐらいの良いところはある。もちろん、どんな施策にも一分ぐらいのマイナス面はあるだろうから、ほんの小さなマイナスを見つけて反対するのはバランス感覚を欠いた行動だろう。しかし、少しでもプラスの面があったら、どんな施策でも認められるのであろうか。やるべきなのであろうか。

 施策の中には、メリット対デメリットが 1対9 の施策もあれば、8対2 の施策もある。もし、本当にその選択肢しか存在していなければ、場合によってはメリットの少ないものでも思い切ってやるべき場合もある。それは否定しない。

 しかし、本当にその施策しかないのか、もっとよい方法はないのか。そのメリットはそれだけの予算を投下する価値があるのか。その施策をやることによって(お金の面でも、マンパワーの面でも)出来なくなる施策があるのではないか。その予算は市民が血を絞るようにして供出したお金であり、本当に大切に使われているのか。云々。

 これを検討し、判断を市民に代わって下すのが<議会>である。

 私は、6月の一般会計補正予算と、下水道会計、賛成することはできなかった。

 東京でのファッションウィーク補助金は、1140万円である。総予算は1400万円になるとのことだ。事前にその大まかな内容を資料請求して調べたが、お金をばらまいているとは思わなかった。普通に同じ企画をするならもっと予算が膨らんだだろう。人脈を使ってずいぶん節約した内容になっていると感じた。しかし、京丹後市として、織物業界として、どれだけの成果を得ることが出来るのか。それに見合った予算なのかである。

 短期ではなく、中長期のちりめん需要喚起の施策だという声も聞こえた。もし、本当にそういう戦略の元、きちんと考え込まれているなら、6月の補正ではなく、つい先日の3月議会で可決された当初予算にでてきたはずである。こんな形では、思いつきで走っているとしか私には見えないのである。そして、1400万円の企画が3000万円の中身のものに出来たとしても、東京の基準で言えば、一体どれだけの効果があるか、疑問である。東京に対してというより、京丹後市民に「がんばってますよ!」とアピールするためだとしても、1400万円は冗談にもならない金額である。市民も職員も、本当に厳しい思いで補助金を切っているなかでの話である。

 職員も、議員も、プロ意識をもっと強烈に持つべき時ではないか。今、京丹後市は崖っぷちである。

 「苗半作」である。施策もじっくり良い苗を育て、予算を適切に投下して、成果が出るように育て上げるべきである。思いつきアドバルーン施策に予算とマンパワーを投下する余裕はない。

作成日: 2007/06/27


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