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2007年7月2日(月曜日)

恥を忍んで報告

カテゴリー: - 早川まさてる @ 16時43分51秒

恥を忍んで報告

 6月議会での対応で、私は大きな失敗をした。取りあえず経緯を報告しておきたい。

 議会初日の6月4日に、防災行政無線(デジタル放送で、各世帯の受信機に防災無線等を放送する)に関わる契約の変更が提案された。内容は、平成18年度9月定例会で可決された4億845万円に、4億8583万5000円を追加し、総額8億9428万5000円の随意契約を行う内容である。

 これは、事前の議会運営委員会で、担当である総務常任委員会に付託せず、初日に説明・質疑・討論を経て、即決する事となった。

 当日、理事者側(市長)から追加事業の概要ということで、A4一枚の資料が配付され、説明が行われた。(資料片面が大雑把な項目と事業費。裏面が追加設備イメージ図)

 質疑の中で、「物品管理システムの導入ということで、1,099万6,000円ついておりますが、物品管理の中身ですね、一体1,000万円もかかるような物品管理のシステムというのは何をするのかとよくわからないので、この内容について教えていただけますか。」という質問を私は行っている。答弁の内容を聞いても、本当に1000万円もかかることが納得できず、「中身がきちんとわかるように後日で結構ですので、きちんと資料をいただいて、1,000万円かかるんだということが納得できるようにしていただければ結構ですので、そういう処置をお願いしたいと思います。」と発言した。

 その後、3議員が質問を行い、議長から委員会付託を省略することに対する同意を求めた際、平林議員から「異議あり」の声。暫時休憩をとり、議運を開いて対処が検討された。

 その間、担当部長に依頼し、「物品管理システム」についての資料を休憩中に配布することを求め、配布が行われた。その資料は、A4裏表の「製品のご紹介」「システムのご紹介」というもので、<RFID対応ハンドターミナル>の製品紹介がその内容であった。簡単に言うと、このハンドターミナルはお店で良くあるバーコードリーダーのようなもので、バーコードの機能を最近活用され始めたICタグというほんの小さなチップを使っているだけのものだ。

 私は、これはまずいな(不必要にコストの高いシステムが採用されている。また資料を求めても1099万円の全体を示す資料が提出されていない。)と感じ、委員会付託される中で、検討を進めようと考えていた。

 ところが、議会が再開されると、平林議員から異議の撤回があり、担当部長から先ほど配付した資料の説明が行われて採決と相成った。

 採決においては、私は意外な展開の中で反対する事を検討したが、総額約9億円の内の1099万円という全体のバランスを考え、多少高くても全体を進める必要もあり、細部にこだわって反対するまでのレベルではないと、瞬間の判断だったが賛成した。結論として、議案は賛成多数で可決された。

 私は、担当部長に後日、内容のわかる担当と共に詳しい説明をして欲しい旨を伝え、了承を得た。
 
 27日、担当部長にアポを取り、詳細を確認しに行った。先ず、「物品管理システムの導入 1099万6000円」の内訳を求めた。ファイルを調べているのを10数分待った(途中部長先約で退席)が、結局、資料がないということであった。業者に再提出させ、届き次第説明すると言うことで(私が思うところを指摘した上で)終了。

 29日午後、資料がそろったと言うことで、担当部長同席の元、2人の職員から説明を受ける。資料は、個別受信機管理システム概要(A4両面4枚)と業者見積(A41枚日付なし)。業者の見積額(1607.9万円)に概ね68%をかけた金額が請負額(1099.6万円)となっている。

 説明を受け、疑問と思う点を担当部長らに述べておいた。私の視点から見た問題点を(必ずしも正しいとは限らない。)簡単に列挙する。

 1)配布する受信機につける番号をICタグを使って管理しようとしているが、従来のバーコードで十分であり、その方が使いやすく安価なはずである。そのために831万円(見積ベース消費税抜き)をかける必要はないと考える。

 2)戸別受信機情報入力端末としてノートパソコン1台47万2180円の見積となっているが、今の機器の価格からして、理解できる範囲を超えている。

 3)戸別受信機設定用ソフト(受信機の受信周波数などをセットするソフト)が19万円×5(見積ベース消費税抜き)となっているが、個別受信機14000台を3億1283万円で購入して、必要不可欠な設定ソフトが別売りで物品管理システムに入っていることが非常に不思議に思える。(100%おかしいという話ではないのかもしれない。が、納得しがたいが。)

 4)京丹後市向け個別受信機管理ソフトが629万円(見積ベース消費税抜き)となっているが、入手できた納入仕様書を見る限りにおいては、特段何の難しさもない、アクセスで私が作っても半日から1日仕事(失礼)かと思える程度のソフトである。件数が多いとの説明もあったが、たかだか2,3万件で、滅多に更新はない。

 5)今回の指摘は、追加事業4.8億円のうちの、1099万円分についての話である。

 6)今回の見積内容について、情報政策課は関わっていない。(と私は確認した。)

 念のために、書いておきたい。私は自分の知り得たことを何でもHPに書いているわけではない。相当、取捨選択(さぼって時期を逸したものも含まれる)し、市民に伝えることの意味、他の案件で類似のことが起きないようにするための抑止効果、職員に対する色々な意味での配慮も含め、検討した上で情報を提供している。もちろん、この件についてもである。

 ITの分野については、技術的変化が早く、また、その価格設定もピンからキリまであり、それなりの基礎的情報を持っていないと(勉強しないと)判断しにくいのも確かではある。だから、チェックしきれなかったことに対して、一律に職員を批判するものではないことはご理解いただきたい。加えて、私はこの案件に賛成した。その責任もある立場である。

 しかし、この事象の示すものは、議会に随意契約として示された総額8.9億円にも及ぶ契約の内容に関わっている。議会としてきちんとチェックしきるのが筋ではあるが、現実には、理事者側と議会の一定の信頼関係に基づいて(信頼できるレベルでチェックがかかったものが提起されているという前提で)進められている部分もあるがその前提に影響を与えかねない。また、入札ならまだしも、随意契約というもののあり方の根本に関わる問題も含んでいる。ITという分野に莫大な投資を行いつつあるが、業者に委託する側であるこちらの力量にも関わる問題もある。

 水面下で話すにはあまりに問題が大きく、今日、私は議長に私が確認した内容を報告し、所管の総務常任委員長に連絡を入れてもらい、委員長にも私がわかっている範囲の情報と見解を伝え、総務常任委員会としてどのように対処するか、判断してもらうように依頼した。

 その上で、うやむやにならないよう最低限のくさびを打っておく意味で、そして、市民の皆さん、職員の皆さんにもよく考えていただくことを期待して、HPでも報告しておくことにした。光ファイバー・CATVも、入札ではなく、民間業者選定というスタイルで進んでいる。注目したい。

P.S.「脳力の未来を探る〜ヒトの脳の勝負どころは?」というシンポジウムが同志社大学で7月1日に開催された。将棋棋士の羽生善治氏が基調講演でこんな発言をしたそうだ。

<プロとアマの違いは羅針盤の正確さ。先をたくさん読むことよりも、暗中模索の中でどれだけ選択肢を削り落とせるか、大局観が大事になる。>

作成日: 2007/07/02


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