メインメニュー
早川リポート 最近の投稿

 rss
 rdf
 rss2
月別早川リポート
ページカウンタ
Copyright
早川まさてると丹後の未来を語る会
Tel:0772-79-2020
Powered by
(有)創造工房
HAYAKAWA
 Masateru
© 2001-2008
印刷物等への無断引用はお断りします。

2007年8月19日(日曜日)

多くの自治体では公共下水が首を絞める。京丹後も。

多くの自治体では公共下水が首を絞める。京丹後も。

 自治体財政に致命傷を与える双璧は、公共下水道と公立病院であろう。片方を抱えているだけでも、今の時代、とても大変であるが、京丹後市は2つとも抱えている。加えて、連結決算の対象になる?第3セクターというくせ者があるが、京丹後市長は日本最大の赤字第三セクターで名高い北近畿タンゴ鉄道の副社長を兼務している。

 国は、一般会計だけではなく、これらの会計を連結し、全体としての収支を借金を評価の対象にしつつある。これは来年度の平成20年度の決算からスタートするはずである。詳細は決まっていないかもしれないが、大枠は既に見える。

 一般会計の財政計画だけでなく、病院、公共下水、上水道、簡易水道なども財政計画を示し、それらの合わさった財政状況を考える中で、施策の、特に巨大事業のあり方を見定める必要があることは、誰も否定できないだろう。

 しかし、その議論の根拠となる数値は、十分示されているとは思えない。不確定な部分が残ることは当たり前である。だが、概ねこの範囲という数値、目処は、財政を見てゆく上では絶対に、絶対に、くどいようだが絶対に必要である。なければ、潜水艦がエコーによる探査なしで、潜望鏡なしで、明石海峡に急浮上するようなものである。いや、北極海の氷の下から急浮上と言った方が近いかもしれない。上に氷の壁があること(致命的に財政が厳しいこと)は分かっているが、その厚さや位置、固さが厳密には分からない(自らの財政計画が固まっていなかったり、国の基準が細部が固まっていない)からと言って、そのまま浮上を続行する(思いつき施策や効果の期待できない施策、巨額の事業をやり続ける)ようなものである。

 必要な数値が出てこないので、昨年6月議会一般質問あたりから、とにかく資料を集め、自分で組み立ててみている。その手の本を読んだり、誰かに指導してもらっているわけではないので、自分が納得できる範囲での全くの我流であり、細かい数値などは四捨五入してしまったり、転記ミスもあるかもしれない。(市が正式に出せばよい資料なので、市が作成して出していただけたら、私も不安がなくなって助かる。)それらをご理解の上、お読みいただきたい。

 まずは、数字の生データである。色々集めた資料からピックアップし、昨年6月議会の私の一般質問で理事者側と議員全員に配布させてもらったデータの一部である。(単位は100万円) 

http://www.tango-hayakawa.net/modules/wordpress/attach/gesuizaisei-hyou.gif

 ざっと見て欲しい。まず、今までの借金(公債費)返済分がいくらで、新規に始める事業の借金返済がいくらになるのかを分離して年度ごとに示した。次に、一般会計から下水道会計に繰入している(下水道会計に一般会計がカンパしている)金額と、平成19年度から例の平準化債で借金返済の先送りをしている金額を示した。平準化債を使った金額だけ、一般会計からのカンパを減らすことができる。

 最後の列の「H18を基準にした必要な繰入金の推測値」は、借金返済額が増えた分だけ一般会計からのカンパ(繰入金)を増やさないといけないので、素直に計算するといくら必要なのかを私が試算した。恐ろしいことに、現状では借金返済分と新規事業の自己資金をカンパ(繰入金)でまかない、できた施設の維持管理を利用料金+下水道加入分担金でまかなっているという構造になっている。

 ざっくり言うと、自分の稼いだ金で食費と水光熱費等を払い、親からのカンパで家の借金返済を行い、さらに自己資金なしで借金をしていつ完成するか分からない家の増築を繰り返しているようなものである。

 表の生の数値から読み取るのはなかなか難しい。グラフにして見てみよう。

http://www.tango-hayakawa.net/modules/wordpress/attach/gesuizaisei-gurahu.gif

 ポイントを箇条書きで示そう。

1.H18年度までは、借金返済(公債費)と一般会計からのカンパ(繰入金)はほぼ同額。

2.H19年度からは、平準化債という借金の先延ばしで3.2億円、カンパを減額した。(これをしないと、一般会計の「実質公債費比率は18%を超え、公債費負担適正化計画を策定しなければならない「許可団体」になる」ことを松本経一議員が明らかにした。)

3.既に建設した下水道の借金返済だけであれば、H21をピークに減少し始めるが、新規下水道建設369億?をスタートしてしまっているので、計画通りだと現在の8.9億からH28年度16.9億円まで毎年の返済金額が上昇を続けることになる。

4.いつまで、どうやって平準化債を使い続けるのか、連結決算の中で、下水道会計といえども借金をしつづけることが可能なのか、新規下水道が完成する7年先?(財源があっても10年以上先になると思える)まで、利用料の回収ができない投資をし続けられるのか、その頃、本当に加入する人がどれだけいるのか、疑問点は多々あるが、数年先には15億近いカンパ(繰入金)が必要となる。

 私は合併当初から、網野地区の新規下水道計画は進めるべきでない(全面的にではない。密集地は公共下水の方が良い場合もある。が、住民の意向や財政状況を見極めての話である。)と主張してきた。にもかかわらず、郷村断層がまともに走る土地を常任委員会にかけることもなく、断層の説明も私の指摘があるまでは行わず、資料も提出しないまま即決で2億円で購入し、砂地の難工事が進行している。



  平成18年 第1回 京丹後市議会3月定例会会議録(1号) 最後の方にあります。

 これは多発的時限爆弾の配置であり、自爆的財政運営であると私は思ってしまうのだが、誰か安心できる材料・データ・考え方を私に提供して欲しい。スタートしてしまった事業は止めない限り走り続ける。平成19年度予算で下水道会計に反対したのは私だけだった気がする。(共産党さん、反対してたらごめんなさい。) 我々は、これを何とかしなければならないのだ。このことは、病院問題ともセットで考えざるを得ないテーマである。対処できなければ何が起こるかは、皆さんにもおわかりのことと思う。


作成日: 2007/08/19


コメント

このコメントのRSS

TrackBack URL : http://www.tango-hayakawa.net/modules/wordpress/wp-trackback.php/177

この投稿には、まだコメントが付いていません

コメントの投稿

改行や段落は自動です
URLとメールアドレスは自動的にリンクされますので、<a>タグは不要です。
以下のHTMLタグが使用可能です。
<a href="" title="" rel=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <br> <code> <em> <i> <strike> <strong>


ご注意 : セッティングにより、コメント投稿から実際に閲覧できるようになるまで暫く時間が掛かる場合があります。 再投稿の必要はありませんので、表示されるまでお待ち下さい。

13 queries. 0.382 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress

携帯サイト
携帯で最近の早川リポートや掲示板にアクセス!


お知り合いにぜひネットワークを広げて下さい。
知人に教える
Google
検索
amazonリンク
早川まさてると丹後の未来を語る会
〒629-3104京都府京丹後市網野町浅茂川1808 TEL:0772-79-2020 FAX:0772-79-2021
Powered by (有)創造工房 © 2001-2008