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2007年9月2日(日曜日)

職員給与カットが財政に与える影響

カテゴリー: - 早川まさてる @ 12時01分04秒

職員給与カットが財政に与える影響

 その筋の人から連絡を頂いた。「決算を見るときに職員給与3.7%カットの影響は大きい」という指摘である。

 うーん、これは確かに大きい。市民からの指摘を受けて、経常収支比率や形式収支・実質収支を自分の体感情報に変換していなかったらそれほどは感じなかったかもしれない。しかし、今はその影響の大きさをひしひしと感じる気がする。

 試算してみたいと思う。まずH18.3.2議事録より市長の議案説明をピックアップする。

○田茂井議長 日程第21 議案第14号 京丹後市一般職の職員の給与に関する条例の特例に関する条例の制定についてを議題といたします。提案者から提案理由の説明を求めます。中山市長。
○中山市長 ご説明申し上げます。
  本市の厳しい財政状況にかんがみまして、平成18年4月1日から1年間、一般職の給料、給料の調整額、時間外勤務手当、休日勤務手当、夜間勤務手当、管理職手当、期末手当及び勤勉手当について、特例を定め、それぞれ給与条例で算定された額から3.7%を減じて支給しようとするものです。
  また、別に、京丹後市一般職の職員の管理職手当及び管理職員特別勤務手当の支給に関する規則におきまして、管理職手当の支給率を一律20%カットする改正を考えているところです。
  これらの給与減額措置により、18年度におきまして全体で約3億2,620万円、一般会計だけで約2億2,910万円の人件費が減額となるものです。

 このほかに、議員5%カット、市長・副市長・教育長10%カット(議員と特別職はH19年度も継続。職員はH19年度2%カット)が行われている。また、この3.7%カットにした理由は、確か行財政改革の目標数値を実現するために割り算をして決めていたはずだ。
   本来の人件費×(100−3.7)/100=行革目標数値 ということである。(と記憶している。)

 職員給与カット分だけを見ると(予算ベース)2.29億円(全体が決算ベースで64.07億円)だから、もし、給与カットをしていなかったらどうなっていたかを見てみよう。市長ら特別職と議員のカット分を合わせると大体1800万円程度なので、給与カット分総額2.47億円として計算してみる。

 経常収支比率


            経常一般財源支出
    ―――――――――――――――-―――――――――――――――-―――
    経常一般財源収入+減税補てん債+臨時財政対策債

       187.17→189.64億円
     =――――――――――――――― × 100
       198.11億円

     =94.5 → 95.7(%)

    自由に使えるはずの金198億円のうち、本当に自由に使えるお金が10.9億円となっているが、人件費削減をしなければ、8.4億円だったということになる

 形式収支・実質収支

   形式収支は、入ってきたお金から出ていったお金を引いたらよいので、出ていったお金が人件費カット分だけ増えることになる。

    305.84億円−(300.43億円+2.47億円)=2.94億円

   5.41億円の形式収支は、職員人件費カットしなければ2.94億円であった。

 

   実質収支は、形式収支から翌年度に繰り越した(やり残した)事業の金額1.29億円を引けばよい。実質収支4.11億円は、職員人件費カットをしなければ1.64億円であった。

 ちなみに、昨日指摘した基金の取り崩しがある。

実質収支4.11億円黒字の意味とは?

 3)しかしながら、歳入(収入)の中には基金繰入金が2.37億円含まれており、これは貯金を崩して使った分である。言ってみるならば、定期貯金を崩して手持ちの現金にしたようなことであり、定期貯金を減らして手持ちの現金がたくさん残ったといって喜んでいるわけにはいかないのである。もし、貯金を崩さなかったとしたら、4.11億円−2.37億円=1.74億円となり、実質収支は1.74億円億円と見ることが出来る。実際の財政の状況はどちらで見るべきかは自明であろうが、そんな表記を私は見たことがない。不思議である。

 

 これを考慮に入れて、定期預金取り崩し分を差し引くとすごい数値が出てくる。(H19.10.14修正。引き算が間違っていた。下記数値を修正します。)

     1.64億円−2.37億円=▲0.73億円

 財産全体を視野に納めた収支(会社の会計では当たり前である。)では、7300万円の赤字決算となる。

 念のために付け加えておくが、このような状態だから絶対だめとか言いたいわけではない。基金を崩すこともやむを得ない面もある。しかし、こういう物の見方もきちんとしておくべきだし、職員・議員はもちろんのこと、市民も認識しておくべきだろう。

 このような財政状況であるならば、H19年度に行われつつある東京でのファッションウィーク1100万円、京都堀川通りチャレンジショップ1200万円(うち800万円は府の補助)、商工会の商品券割引分補助1000万円のような事業をH18年度に打つべきという判断になるのだろうか。私は同じ貴重な財源を使うのであれば、もっとすべき事業がたくさんあると考える。本当の赤字も出したくない。

 H18年度が財政状況が悪く、H19年度が良くなったという認識は私にはない。下水道、病院、ブロードバンド計画、経済悪化・・・。

 

 そろそろ夢の持てる将来の話をしたくなってきた。

作成日: 2007/09/01


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