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2007年9月6日(木曜日)

病院の財政状況についての軽い考察

カテゴリー: - 早川まさてる @ 02時11分45秒

病院の財政状況についての軽い考察

 病院の財政状況について、少しだけ整理しておきたい。(きっちり整理したいが、正直、私の素人分析の手に余る。会計監査報告も読んでみるのだが、危険な状況にあることは書いているが、いつまで持つのか、どの程度危ないのかは読み取れない。私の推測を出すのは怖い面もあるが、踏んばって出す。)

 下記は病院会計が抱える累積赤字の推移予測(早川作成)である。前提は、病院の体制、経営状況が今と同じということである。H18と同じレベルの経営状態が継続したとして、これから5年間でどうなってゆくのかを見た。

 H18の単年度収支は▲7.86億円である。(資本的収支と収益的収支の合計) しかし、これは7.05億円の一般会計からの繰入金(カンパ)を差し引いた後の数値になる。7.05億円のうち、4.1億円は、国から交付税として措置されているので、7.05-4.1=2.95億円が身出しカンパとなる。ということは、▲7.86−2.95=▲10.81億円が本当の赤字額として浮かび上がってくる。下のグラフにおける「交付税算入以外を含めた累積赤字とはそういう意味の数字である。

 http://www.tango-hayakawa.net/modules/wordpress/attach/byouinakazi.gif

 合併したH16年度末の2つの市立病院の累積赤字合計額は▲24.92億円である。今年の<本当の>累積赤字額は▲42.73億円となる。H16年度の2倍弱である。5年後(中山市政1期目残り1年+次期4年)のこのまま推移した場合の予測値は、▲96.78億円となり、H16年度の約4倍である

 もちろん、各種の努力によって、このままの体制でも経営が好転する余地はあるだろう。今10億円の赤字になっているものを2億改善できたとしたら、H23年度の本当の累積赤字は▲86.78億円となる。が、本質的な差はない。

 私は(数値で確認したわけではない。市がきちんとそのめやすは議会・市民に示すべきだと思う。)、連結決算を迎える中で、このような累積赤字を罪続けることは不可能だと思う。また、可能であってもすべきでないと思う。自ら進退を決めることができなければ、一般会計も含めて財政破綻を迎える中、国・府の指導の中で「民間病院もあるのだから、やめなさい。無理でしょ。」で、閉鎖して終わるだけになるのではないかと危惧する。「市民の安心・安全は絶対だ」どころではない。

 今なすべき事は、一刻も早く市の財政的力量の中で確保できる最大限の市立病院のあり方を見定め(公立民営や指定管理者なども含めて検討し、どの場合ならどうなるということを市民に示すべきだろう)、市民のコンセンサスを取ることである。はっきり言って3年間(は言い過ぎだろうが、2年間は言っても良いだろう。)時間をロスしている。コンセンサスをとる時間をかけることを理由に、さらに決断を延ばすことはもっと悪い。時間をロスしてしまった責任を取ると言うことは、住民の医療環境をできるだけ確保するために、責められてもやるべき事をやりきることではないか。

 年間10億円の赤字と言うことは、1日300万円である。年内に方向を出したとしても、実施するのに最低1年はかかる。10億円である。そして、移行にかかる経費は何億円であろうか。そのお金を捻出する体力は残しておきたい。

 現在「医療改革改善推進会議」が設置され、病院についての検討が重ねられている。諮問機関ではないので市長から諮問はしておらず、「市立病院の経営改善について」を主に調査、研究してもらっており、その結果を取りまとめて市長に対して意見として提出していただくことになっているようだ。秋か年度内に提出される意見書がどこまで踏み込んだ内容になるか、私は本当に期待している。

    京丹後市医療改革改善推進会議 会議結果

 この会議の予算が提示されたとき、私は下記のような質問をしている。ご一読いただきたい。私は深い問題意識や設定を感じることはできなかった。誰がこの問題に不退転の決意で取り組むのか。誰もいないでは済まないだろう。それとも、なんとなく方向が出てきてなんとなく何とかなるものなのだろうか。

 H18.6.5 補正予算審議 医療改革改善推進会議について

○4番 早川議員 4番、早川です。市長おっしゃったとおり、医療は大変な問題になっているわけですが、設置目的についてよくわからないので、再度確認をしておきます。
先ほどのお話では、審議会の答申に書いてあったからという説明はあったわけですが、病院問題、医師確保も含めて大変な問題になっている中で、どのようなことがネックになっていてこの状況があり、それに対して、この推進会議を設置することによって、どのような面で改善が期待できるのかということが明らかになるべきだというふうに思います。ですから、一体今、医療の現場で何が、どこが足りないから事が進まないのかという問題が何であって、先ほど平林議員もおっしゃっていましたが、専門員と審議会と、この推進会議ですか、もう名前もよくわからなくなってきましたけど、この三つがどのような役割分担をするのか。それで、この推進会議の達成目標ですね、この推進会議をつくることによって、何を達成しようとしているのかということについて、とりあえずお伺いしておきます。

○今度議長 医療改革推進政策監。

○中村医療改革推進政策監 現在、医の分野で一番問題になっておるのは、医師の確保及び医療スタッフの確保ということであろうというふうに認識をしております。その中で今、早川議員からご質問ありました審議会、専門員、それと、この医療改革改善推進会議の委員ということでありますけども、専門員というのは日常的とは申しませんけども、週に何回か来ていただいて、適切なアドバイスを受けて、それを実際に医の現場で実施をしていくということだろうというふうに思っていますし、審議会につきましては、市長の方から医のあり方等について諮問をし、それに対して、具体的な部分も含め、総括的な立場でご意見をいただいたというふうに理解をしております。今回つくります医療改革改善推進会議でありますけども、これにつきましては医師の確保と市立病院の経営の改善を行うために、具体の内容でご意見をちょうだいしたいというふうに思っております。ご承知のように公立の病院、医師の確保、また医療スタッフの確保等についても随分と厳しい状況にありますし、経営内容についても非常に厳しい内容の中、それぞれの医療現場のスタッフ、頑張っていただいておりますけども、もっともっと考えていかなければならない部分が、我々素人の分野でなしに、専門的な見地からご意見をいただきたいということで、今回設置をさせていただきたいというふうに思っていますし、最終的にはやはり医のあり方、特に公立病院のあり方、また、ほかの民間の病院との連携の仕方等について、具体的な内容で、もっと深く掘り下げた内容でご意見をちょうだいする中で、市立病院等の経営健全化に向けての方針を出していきたいというふうに思っています。

○今度議長 早川議員。

○4番 早川議員 4番、早川です。今のお話ですが、その具体的な審査の方は厚生の方でされるということで、そっちでお願いするとしてですね、いずれにしても市長にお伺いしたいのは、この推進会議で何を問おうとしているのかですね。市長が当然問われるわけですから、何をここに問うのかということであります。私が非常に気になるのは、少ない職員で頑張っておられる中に、この推進会議もあり、審議会もありの中で職員が忙殺されて、本当に腹をくくって考えなきゃいけないところが、また推進会議で先送ってしまうというのか、やっているだけになるんじゃないかという心配をしておりますし、何を問うかということに絡んで、たった159万円です。先ほどの話では、病院をどうするかという問題も含めて専門の意見をということですが、159万円で、なおかつその視察の予算もついております。医療のプロなら、今さらみんなで視察に行くなんていう話ではないわけですから、審議会の延長のような予算の組み方を感じるわけですが、159万円の予算で本当にプロがやっているのか、そんな159万円で来てもらえるようなことでやれる程度の話を聞くのかどうか、ここらが、この設置の目的がよくわからないわけですね。ですから市長にお伺いしておきたいわけですが、何をこの推進会議に問われようとしていて、達成目標は何なのかということをお伺いしておきたいと思います。

○今度議長 市長。

○中山市長 先ほど部長が申し上げたようなとおりなんですけども、医療の課題というのは、何か一面的にとらえられるようなことではなくて、多面的な要素がいろいろあるのだろうと思います。それについてはさまざまな観点を踏まえて、この3月に審議会の答申ということでいただきました。これは、医師の確保の問題とか体制の問題、あるいは患者本位の医療としてどうあるべきかとか、機能分担の問題とか、あるいは保健とか福祉の連携とか、さまざまな観点から問題点と方向性を指摘していただいたということでございまして、こういった各様にわたるさまざまな課題について、今後、より技術的なレベルで、現実的なレベルで市立病院を中心に置きながら、具体的な取り組みとしてはという意味ですけども、やっていく上では、我々取り組みをする主体においても、さまざまな形の取りかかり方というのが当然求められるわけでございまして、そういう意味で、目標とか課題というのは審議会の答申ということでございますし、あるいは体制としてなぜ必要かということについては、これも我々だけでは当然、これは行政の立場からするわけでございますし、狭い意味でも広い意味でも行政の立場からすると、それに対して、専門的な知見を持っていただいた方が、半ば日常的にかかわりながらするスタイルと、そうじゃなくて、もう少し広がりを持って、きちんとした計画みたいなものをつくりながらアドバイスをいただくような形というのも、これは必要だということで、これは審議会の方からそういうことを諮問いただいているわけでございますし、そういう各次元のお力を結集しながらやっていきたいという、そういうことでございます。

<<他議員質問を挟む>>

○4番 早川議員 4番、早川です。今のお話をお伺いしまして、この位置づけ、やっぱりよくわからなくなってしまったんですね。一体この、市の方から主導的にするのでなくて、推進会議の方が主体的といいますか、そっちの方で考えて、言ってくるのを聞かせてもらうというお話だったわけですが、そうだとすると、市の抱えている問題について、一体どこが責任持って提起して、どこがやっていくのかというところ、また見えなくなってしまうという気がいたします。こういう推進会議でも、さっき政策監がおっしゃったようなスタイルもあるかとは思うのですが、これだけ切迫した問題だったら、やはり市としてはこういうふうなやり方をしたいが、例えば診療科目にしても、病院のありようにしても、こういうふうにすべきだというふうに、プロばっかりではないかもしれないけど、市の政策として、理事者の方向性という、こういうふうにしたいが、それをした場合に問題点はないか、もしくは改善する方法がないかということをプロに問うのであれば、まだわかるわけですね。ところが、推進会議の方でそういうふうに話をしてもらって、参考に聞かせてもらうなんていうスタンスで、ここから2年間ですか、これをやって、一体いつまでに何を達成目標、先ほどの話でも達成目標のお答えいただいていませんが、一体いつまで、どういう危機意識を持って、いつまでに何を達成しようとしているのかと。それに向けて、この152万円の予算で一体何をしようとしているかということがやっぱり見えてこなければ、やってることがたくさんふえるだけで、何も進まないということになるような気が非常にするわけです。ですから再度お尋ねしますが、こういう推進会議に、市としてはこういうふうな方向性を持って変えていきたい、やっていきたいのだが、それを問うという形ではなくて、推進会議は推進会議でいろいろ話をしたものを、主体的にやってもらったものを、話を聞かせてもらうというスタンスでされるということですか。

○今度議長 医療改革推進政策監。

○中村医療改革推進政策監 今の早川議員のご質問なり、ご指摘でありますけども、私どもといたしましては、あくまでもこういう格好で、こういう件についてご意見をちょうだいしたいということで、その意見の出てきたものに対して、市の医療行政の中で生かしていく。また、病院等々についても、あり方等についてのご意見を聞かせていただく中で、病院改革をより一層明確に、積極的に行っていきたいという考えでありますので、早川議員がおっしゃるような手法もあろうかというふうに思いますけども、現在のところはあくまでも、市の方はこれについて検討してほしい、また、こういうことについてご意見をちょうだいしたいという格好で進めていきたいというふうに思っています。ただ、会議の内容等については、委員さんの主体的な内容に任せていきたいというふうに思っています。

 


作成日: 2007/09/06


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