メインメニュー
早川リポート 最近の投稿

 rss
 rdf
 rss2
月別早川リポート
ページカウンタ
Copyright
早川まさてると丹後の未来を語る会
Tel:0772-79-2020
Powered by
(有)創造工房
HAYAKAWA
 Masateru
© 2001-2008
印刷物等への無断引用はお断りします。

2006年6月1日(木曜日)

<30÷2=10あまり10>と答えた娘とこだま塾

カテゴリー: - 早川まさてる @ 10時03分16秒

ハタハタ干物 5月28日のブログ復活第一弾に、「ネットで見かけて非常に興味を持った、福岡でこだま塾を主宰しておられる信谷英明氏を訪ね、2時から7時まで、なんと5時間も教育関連から人生、武道の話をして、」と書きました。今日は、何故、こだま塾に興味を持ったか、書きたいと思います。

 その前に、今日の写真の解説。私の干したハタハタの干物です。正直言って、無茶苦茶うまい。今の時期のハタハタは皮が厚く、あまり干物にむかないそうなのですが、ちょっと工夫した干し方と、干した後に燻製の煙をかけることで、凝縮したジューシーなうまみとぷりぷりした歯ごたえ、えもいわれぬ香りが同居しています。(といいつつ、前回と煙の質を変えたら、子供が「前の方がうまかった」と。確かに。。。)一緒に買ってきた芝イカも初めて塩からにしたのですが、そちらもかき混ぜながら味見をすると、なかなかいい味。今年から魚屋さんのとなりに事務所を移動したのですが、だんだんはまってきています。

 さて、食べ物の話をして、気が済んだところで、本題です。

 一番状況がわかりやすいのが今4年生の娘の事なので、そのことを書きます。

 昨年の夏休み頃(3年生の夏)のことです。娘が「とうさん、これあってる?」と言って、あるプリントを主体とした塾の問題を持ってきました。

   30÷2=10あまり10

 あらら、と思いましたが、全くの間違いではなく、自分でもなにか違和感があったから持ってきたのだろうと思い、「もう少しよく考えてごらん。」と言いましたが、考えているんだかなんだかよく分からない時間の後、「わかんない」「習ってない」「教えて」の連発。「もう少しよく考えてごらん。割り算の意味をよく考えて。」と伝えましたが、前に進まず。で、「線を引っ張って考えてみたら」と伝えたら、2段に分けて15本ずつ線を引いて、「15!」

 みなさんは、こんな状況をどう思われますか?私は、「あっちゃぁ、これはやばい。重傷だな。」と思ってしまいました。

 ひとつ。30を2で割るということの意味が体感できておらず、イメージ出来ない。
 ふたつ。わからない事を自分の頭で考えきるという訓練、経験がないか不足している。
 みっつ。総合教育で生きる力とか、問題解決力とか言ってるが、30÷2に取り組めない?
 よっつ。小学校で、自分で考える力が育ち始めていないと、中学、高校で育つ可能性は低いのでは。

 こんな事が私の頭の中を駆けめぐったのでした。

 実は、その数ヶ月前に、網野の本屋さんで偶然「絶対学力」糸山泰造著
    どんぐり倶楽部(http://homepage.mac.com/donguriclub/frontpage.html)
を見かけ、ネット上に公開されている<良質の算数文章問題>を長男と次男には少しさせてみていました。まあ、2人ともぼろぼろの状態で、同学年には全く手が付けられず、1学年下から少しずつ進んでゆくような状況でしたが、それをも超える、見事な典型的事例を我が娘に見たような気がしてしまったのでした。

 「どうも、自分の子供だけでなく、多くの子供達の中で大変なことが進行しているな。」これが私が確信したことであり、10年後には、地域を支える一員となる彼らの状況は、彼ら自身のみならず、地域のまちづくり、家庭、国、すべてに大きくダメージを与えるに違いないと直感しました。
 子供達は、ひとりで育つのではないと思います。集団の中で、芋の子を洗うように、お互いの刺激の中で成長します。自分の子を一人だけ守ることなど出来るはずもありません。

 そういう背景があって、今年の4月後半にネットで教育関連の検索をかけている時に、たまたまある掲示板でこだま塾の信谷さんが書き込みをされているのを読み、一体どんな方だろうとブログを拝見しました。

  計算ドリルの弊害
   1.本当は怖い計算ドリル 〜プロローグ〜 作業としての宿題
   2.本当は怖い計算ドリル 〜その1〜 子どもの目の輝き
   3.本当は怖い計算ドリル 〜その2〜 速い計算には、ご用心!!
   4.本当は怖い計算ドリル 〜その3〜 わからないのに解ける?
   5.本当は怖い計算ドリル 〜その4〜 本物の計算力・にせものの計算力
   ・
   ・

 こんな感じで色々書いておられるのですが、興味のある方は取りあえずここをご覧下さい。

  4.本当は怖い計算ドリル 〜その3〜 わからないのに解ける?
http://blog.livedoor.jp/yoursong2005/archives/22738270.html

 なんや、うちの子やないの! ということです。そして、その内容やアプローチの仕方を拝見して、これは是非お会いしてお話を聞きたい!と決断して、メールでお願いするという、まあ、体験型、現場主義的行動パターンの私としてはありがちな、先ずは現場に飛び込む直情型突撃行動に出た次第です。

(まあ、頭で考えずにピンと来て動いたときには、ほとんどはずれないように思います。というか、転んでもただでは起きないで、何か拾い集めてくる習性があるという事でしょうが。そういえば、大学時代にこんな事もありました。1年生で翌年の新入生のオリエンテーション委員会をするのですが、物好きな私も顔を出しまして、日本武道館での入学式後の講演会を担当することになり、高校時代に読んで刺激を受けた「なんでも見てやろう」を書いた元ベ平連の小田実さんの話を聞きたくて講師をお願いしたところ、即座に断られました。反射的に大垣行きの鈍行夜行列車に飛び乗って神戸にたどり着き、「今、夜行に乗って神戸に来ています。是非会ってください!」と早朝に突撃電話。笑いながらホテルのロビーで会ってくださり、講演OKとあいなりました。ちなみに、オリエンテーションを担当した新入生とは何故か1年生で同級生になり、専門課程で私が農業経済学科に進学する頃には、何故か彼らは先輩になっていました。)

 ありがたいことに、信谷さんから快諾のメールを頂き、鹿児島の帰りに博多で遊ぶ、じゃなくて、信谷さんと子供達と教育の将来を語るという流れが形となったわけです。そして、熊本県小国町で塾をしている親友の波多野毅に連絡したら、なんとタイミング良く、どこかで面接をする予定があり、合流できるということに・・・。

 このブログを読んでいただいただけでは、信谷さんのお考えや、教育についての私の考えは分かりませんよね。これについては、回数を重ねながら、問題提起してゆきたいと思います。が、興味のある方や学齢期のお子さんをお持ちの方は、是非、信谷さんの「道草学習のすすめ」や「どんぐり倶楽部」のホームページはご覧頂きたく思います。

 しかし、一点だけ、頭の片隅に置いておいていただきたいことがあります。

    「取るべき方法や答は、万人に同じでなく、一人の子供を見るのか、集団を見るのか、
     そして、目標をどう設定するのか、時間、マンパワー、質などによって変わるはずだ」
 
 ということです。(もう少しかみ砕いて書くと、その考えややり方が、普遍的に「正しいか正しくないか」ではなく、その子の今の状況において、「適切か適切でないか」で見た方が良いのではないか、と言うことです。全然かみ砕いてないか・・・。ごめんなさい。)

 私は、5,6年ほど前、陰山先生の実践に驚き、共感し、百マス計算など、読み書き計算に公教育がもっと力を入れるべきだと多くの市民の方にお伝えしていました。乳児期も含めた幼児教育、誤解を恐れずに言うのなら早期教育の大切さも強く感じています。そして、今、糸山さんや信谷さんの実践・主張も、本質を突いた、非常に重要な提起であることを非常に強く感じています。これは違ったかなということも振り返ってみれば色々ありますが、ほとんどの部分は手法として丸呑みしたことによってマイナス面を引っ張り出してしまったもののように思えます。

 自分の子供達に対しても、色々試みてきましたが、しまった!と後悔する部分も多々あると白状しておきます。(が、大概のことは、きちんとしっかりやらせ切らないで、最初の興奮が冷めると適当にほったらかしてしまっていたことで、やり過ぎによるデメリットを回避できたかなとも思います。反対から見ると、きちんとやらせていないので、成果もきちんと出ていない・・・・ということかもしれませんねぇ。)

 恐らく、それぞれの主張を読まれた方は、納得したり、反発したり、分からなくなったり、色々あるかと思います。当然のことです。でも、子供達の姿をよく見てあげてください。そして、この子達が育ち、活躍してゆく今とは違うであろう時代の姿をイメージし、囚われずによーく事実を捉えたときに、様々な方向性の実践者・先達の智恵をそれぞれに応じた形で活かしてゆく方法が見えてくるのではないかと思えます。

 信谷さんが実践しておられる「自分の頭で考え、本当の力を付けてゆこうとする方向性」は、まさにこのことを見極められる力を付けようということだと、私は思います。みんなこれを大切にしているはずですが、知らず知らずのうちに手法や提唱者を信じるかどうかの話になったり、お互いを○○派とか捉えるようになってしまったら、本末転倒というか、子供達のためにも残念なエネルギーの使い方になってしまうのではないかと考えます。信谷さんとお話しして、彼も同じ思いであることを確信しましたし、私たちには、そんなロスをする余裕はないのではないかと、昨今の恐ろしい青少年事件を見ていて感じます。

 ちょっと抽象的でわかりにくい内容になってしまいました。文章にするとなかなかうまく書けなかったり、誤解を招かないように回りくどい表現になってしまいます。お許し下さい。ご近所の方でしたら、直接話させていただけたら、もっとうまく伝えられるかと思います。一緒に子供達の学び方を考え、サポートできるかもしれません。ご連絡下さい。

 ということで、今日はここまで。教育については、継続して書いてゆきたいと思います。

 明後日、6月2日から6月議会です。2年間の議長の任期が終わり、次期議長をどうするかで色々水面下の動きが起こっているようです。無会派の私には、あまり○○なことですが、京丹後市をよくしてゆくためにはどうあるべきか。そして、市政がよりよくなるための議会、会派、議長のあり方とは、ということを主眼においた検討の中で人事が決まってゆくように、たった一人の無会派議員として、草場の陰から祈っております。

 最後に、指宿の交流会で、草津町の中沢敬町長から教わった言葉を一つ。

   「地域戦略の元は哲学である。21世紀は成長が止まる時代。新しい時代の哲学が必要である。」

 形をまねた借りもんでは、役に立たないんですよね。きっと。6年生の次男が、夕食で、例のかつお節をカンナでしゃかしゃか削り、サラダにかけたり、マヨネーズに混ぜてご飯にのせたり、楽しそうにやっておりました。ま、どんどんやってください。

 さて、私も3日目の塩辛をかき混ぜて、味見しつつ、鹿児島で買った焼酎を飲んで寝ます。あ、塩辛にかつお節かけたらおいしいかな。チャレンジチャレンジ。


コメント

このコメントのRSS

TrackBack URL : http://www.tango-hayakawa.net/modules/wordpress/wp-trackback.php/89

  1. 先日はお疲れ様でした。私の方こそ、いろいろと貴重なお話をうかがうことができ、楽しいひとときを過ごさせて頂いたことを感謝しております。
    これからもよろしくお願いします。

    PS 例のかつお節、家族で取り合って食べています。笑

    Comment by こだま — 2006年6月8日(木曜日) @ 12時07分17秒

  2. こんにちは!
    この間はお疲れ様でした。私の方も大変有益なお話を伺うことができ、楽しいひとときを過ごさせて頂きました。ありがとうございます。
    これからの時代に向けて、新しい教育的価値観を産み出すべく努力していきたいと思っております。

    これからもよろしくお願いします。

    PS
    同志社大学の附属小学校 http://www.doshisha-ele.ed.jp/ がされるということです。教育理念が私達の方向性と同じようなのです。同じような考えの方が有名私学にもいらっしゃるようで心強いです。これからの流れに注目しています。また、学校便りの中で「同志社小学校では、子ども達に「学ぶことの楽しさ」を覚えてもらいたいと考えています。これを私達は「道草の教育」と名づけています。」というくだりがあり、驚いています。

    http://www.doshisha-ele.ed.jp/tayori/4.pdf

    Comment by こだま — 2006年6月9日(金曜日) @ 14時21分02秒

コメントの投稿

改行や段落は自動です
URLとメールアドレスは自動的にリンクされますので、<a>タグは不要です。
以下のHTMLタグが使用可能です。
<a href="" title="" rel=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <br> <code> <em> <i> <strike> <strong>


ご注意 : セッティングにより、コメント投稿から実際に閲覧できるようになるまで暫く時間が掛かる場合があります。 再投稿の必要はありませんので、表示されるまでお待ち下さい。

14 queries. 0.308 sec.
Powered by WordPress Module based on WordPress ME & WordPress

携帯サイト
携帯で最近の早川リポートや掲示板にアクセス!


お知り合いにぜひネットワークを広げて下さい。
知人に教える
Google
検索
amazonリンク
早川まさてると丹後の未来を語る会
〒629-3104京都府京丹後市網野町浅茂川1808 TEL:0772-79-2020 FAX:0772-79-2021
Powered by (有)創造工房 © 2001-2008